会社のホームページを作る際には必ず独自ドメインを使用しなくてはなりません。
「アメブロ」や「はてなブログ」のような無料ブログサービス、「WIX」や「Jimdo」のような無料ホームページ作成サービスを使うと後悔することになります。
そもそも独自ドメインとは何か
独自ドメインをご存知ない方に向けて説明します。知っている方は次の項目へ。
まず最初に、ドメインとは
ドメインとは、ホームページアドレスのことです。トップページのURLともいえます。
このブログ「中小企業サバイバー」の場合は、genkiwork.com の部分です。ドメインはインターネット上で「住所」の役割を果たします。住所がないと郵便物が届かないように、ドメインがないとネット上で見つからないので誰にも見てもらえません。
では独自ドメインとは
アメブロ や はてなブログ を利用すると、ameblo.jp や hatenablog.com という文字がもれなく くっついてきます。たとえば「吉田運送」という会社のページを作った場合、
「吉田運送」独自のアドレスではなく、アメブロ や はてなブログ の一部みたいな見え方になります。
これに対して、独自ドメインだと
このように、純粋に独自のアドレス(URL)となります。これが独自ドメインです。
アドレスなんて、ほとんどの人が見ないから気にしない?
「ホームページアドレスなんて、実際にほとんどの人が見てないし! 俺は別に ameblo.jp の文字がはいっていても気にしないよ。」という意見もあります。
このような意見の方は次の点に注意してください。
独自ドメインではない無料サービスを使うデメリットは、見た目の問題だけではない。
無料サービスを使うデメリット
- 無料なので突然サービスを停止されても文句は言えない。
- ブログに関係のない大きな広告が表示されたりする。
- アクセス数が正確に把握できない。
- 独自のメールアドレスを持てない。
- あとから独自ドメインに移そうとしても簡単にできない。
順番に解説します。
突然サービスが停止するリスク
無料サービスは突然サービスを停止することも可能性としてあります。また無料サービス運営基の判断で勝手にホームページを消されることもあります。
アメブロで頑張ってホームページを作りこみ、そこからムチャクチャ集客できる状態になっていたとして、突然そのホームページが消えたらどうなるでしょうか?
苦労が水の泡になりますよね。それに被った損害に対して無料サービス運営基は何の保証もしてくれません。
関係のない広告が表示されるリスク
無料サービスが提供される理由は、その運営基にもなんらかのメリットがあるからです。
ほとんどの場合、広告を表示させることで無料サービス運営基は収益をあげています。
だから広告の表示に対しては文句を言えません。
またせっかくマジメにホームページを作って、見込み客から信頼してもらえそうな場面でも、関係のない広告が目に入った途端「やっぱ、やーめた」となる可能性があります。
アクセス数が正確に把握できないリスク
独自ドメインを使ってホームページを運営すると「アクセス解析」という機能を簡単に設置できます。日々どのぐらいのアクセスがあって、それがどこから来ているのか把握し分析することで、次のマーケティング戦略が練りやすくなります。
しかし無料ブログの場合はアクセス解析があっても、数値が正確ではなく中身も大雑把なので、マーケティングに活かすことができません。これは大きな機会損失です。
独自のメールアドレスを持てないリスク
独自ドメインを持っていると、メールアドレスもそのドメインで運用することができます。
たとえば私が「吉田運送」という会社を経営していたとして、
- 社長のメアド:yoshida@yoshida-unso.com
- 課長 青木のメアド:aoki@yohsida-unso.com
このような形のメールアドレスを持てます。ビジネスとして信頼できますよね。
個人の携帯アドレスや Yahooメールのようなフリーメールを使うと、ビジネスとしてはちょっと・・・という感じです。
あとから独自ドメインに移すのが難しいというリスク
とりあえず無料ブログで運営して、軌道に乗ってきてから独自ドメインに移そうと考えている場合でも注意が必要です。
まず無料ブログはファイルをそのままコピーできません。つまりホームページの引っ越しをひと手間で終わらすことができません。作ったページの文章や画像など一つずつ手作業で移す必要があります。
そしてこれが一番問題なのですが、評価の引き継ぎができません。
ホームページの引っ越しの際は、「301リダイレクト」といって今までの評価を引き継ぐ手法があります。
しかし無料ブログの場合、この301リダイレクトが使えません。つまり今まで検索エンジンから得ていた評価を引き継ぐことができないので、ブログを開設したばかりの全然アクセスが集まらない状態に逆戻りするのです。
軌道に乗ってきたから独自ドメインのホームページに引っ越すのに、アクセス数が0になったら なんの意味もありません。
独自ドメインは信頼を得、リスクを減らせる
上記のデメリット一覧をご覧いただければ、無料ブログなどで企業ホームページを運営することが、いかにリスキーかおわかりいただけると思います。
またビジネスにおいて、まず重要なのは「信頼」です。
最近では、独自ドメインと無料ブログの違いを知っている人も多くなってきています。
もしそれを知っている取引先の担当者が、無料ブログで運営されているホームページを見たら「う~ん、この会社どうだろう?」となってしまうかもしれません。
せっかく得た信頼をムダにしないためにも、ホームページの運営は独自ドメインで行うことをオススメ・・・いや独自ドメインにすべきです!
次の記事を読むと、独自ドメインのホームページ運営は案外安いことがわかります。
ホームページの運営コスト – 実際のリアルな数値を紹介 >>