情報にアクセスする

これからはSNSの時代だ!SEOはもう終わった!
なにかが流行るとすぐにこういう意見が出てきます。

ではこれからはSNSがずっと流行し続けるのでしょうか?

そもそも世の中は変化し続けることが当たり前なので、一つの技術やプラットフォームが永遠に隆盛を誇ることは考えづらいです。

SNSの中でも、これから新たに流行するものもあれば廃れるものも出てくるでしょう。

またFacebookではアクティブユーザーが少し減り始めたなどと言われていますが、実際に次のようなデータが出てきました。

検索エンジンとSNSのシェアの推移
出典:Shareholic

上のグラフは、検索エンジンとSNSが各媒体にどれだけのアクセスを送ったのか、その割合を示したものです。青い線が検索エンジンで、緑の線がSNSです。

検索エンジン:Google・Yhaoo!・Bing など
SNS:Facebook・Twitter・Instagram・LINE など

グラフを見ると、2014年頃からはSNS経由のアクセスが上回っていましたが、2017年からは再び検索エンジン経由のアクセスのほうが多くなっています。

検索エンジンは全然終わっていませんし、検索エンジンからのアクセスを拾うためのSEOもまだまだ必要であることがわかります。

やっぱり検索エンジンは強い!これからもずっと検索エンジンだ!
じゃあこうなるかと言えば、これはわかりません。そうなるかもしれませんし、ならないかもしれません。

未来のことなど誰も正確には予想できないのです。

ただ人間の行為の中には不変のものがある

無常であることが世の中だと述べましたが、人間の行為の中には不変のものもあります。

それは情報にアクセスするという行為です。

情報にアクセスするための手段に流行り廃りはありますが、情報を知りたい情報を仕入れたいという人間の欲求は廃れることがありません。
少なくとも人類に文明が生まれて以降はずっとある欲求ではないでしょうか。

黙っていては誰もアクセスしてくれない

情報にアクセスしたいという人間の欲求は不変ですが、もしあなたの会社が何も情報発信していなければ、どんなに情報への欲求があっても、アクセスしてくれる人は現れません。

見つけようがないからです。

「弊社のサービス品質はダントツだから、黙っていても客が寄ってくるはずだ!」となるのは、競合がいないか、よっぽど珍しいサービスを提供している場合だけだと思います。

基本的には、情報発信をしないとあなたの会社の情報にアクセスする人は現れません。

いいか悪いかは置いといて、現代は黙っているよりも うるさいやつのほうが強い時代なのです。

情報発信するなら基本的には自社ホームページで

各種SNS

現代ではいろいろな媒体で情報発信をすることができますが、基本的には自社ホームページを使って情報発信していくことをオススメします。
そしてそれを軸にして、あとは各種SNSサービスを使っていく方法がいいでしょう。

なぜ私がそう思うのか、理由を説明します。

FacebookやTwitter に投稿した文章や写真はもともとあなたのものですが、それが保管されるのはFacebookやTwitter のサーバーです。

もしFacebookやTwitterが倒産していきなりなくなった場合、投稿した文章や画像も消える可能性があります。情報保管先の所有権が向こうにあるので、これはどうしようもありません。

これに対して独自ドメインで自社ホームページを運営している場合、ドメインもレンタルサーバーに保管している情報も所有権は自社にあります。
仮に契約しているレンタルサーバーがなくなっても、通常は情報のバックアップをとっていますので、ホームページはすぐに復活できます。

SNSに投稿した情報はなくなった場合、復活させることは難しいです。

※ Googleはインターネットの中で、大きなシェアを誇っていますが、インターネットそのものではありません。Googleがなくなったとしても、あなたの会社のホームページが消えることはありません。

情報発信を繰り返していくと、情報がどんどん蓄積され、その情報媒体の発信力が強くなっていきます。資産として価値が積み上がっていくイメージです。
これは自社ホームページでも、Facebookページでも、Twitterアカウントでも同じです。

ただ何かの大事件が起こって、せっかく積み上げて価値をもった自社の情報発信媒体がなくなったときに、すぐに復活できるのは自社ホームページだけです。

リスクを減らすという観点から、情報発信はまず自社ホームページを軸とすることをオススメします。

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