打ち合わせ

外注するか自作するかにかかわらず、ホームページを作る際には絶対に外してはならないポイントがあります。

それは最初の計画・打ち合わせをとにかく丁寧にすることです。

これを怠ると、役に立たない・何のために作ったのかわからないホームページが出来上がってしまいます。

この記事を読んでいただいているあなたに絶対に損をしてほしくないので、もう一度言います。
最初の計画・打ち合わせを丁寧にしないと、かけた時間と費用がムダになる。

なぜそうなるのか説明します。

ユーザーは「見ない・読まない・理解しようとしない」

ホームページを見る人・ネットで検索する人・Webサービスを使う人 これらをネット用語でユーザーといいます。以下、ホームページ閲覧者のことをユーザーと表記します。

まずユーザーは次のように行動するのが普通だと思ってください。

ホームページの内容を 見ない・読まない・理解しようとしない
これは別にユーザーの頭が悪いわけではありません。

ユーザーは短気で、こらえ性がないのです。

自分の行動にも当てはめてもらいたいのですが、ネットで情報を探している時は目的の情報をとにかく早く探したいので、それが見つかるまでパッパッパッとそれが見つかりそうな箇所だけを見ていきます。
これが普通です。

ちょっとでも違うなと思ったり、何を書いているかわからなかったりすれば すぐにホームページを閉じます。それか「←」を押して検索結果に戻ります。

戻るか閉じる

考えてみれば当然です。
自分で買った書籍なら ”読もう” と思って見ますが、ネットで情報を探しているときは ”見つけたい” だけで別に ”読もう” とは思っていません。

読む義務もないし、閉じたからといって損するわけではないので、なんの躊躇もなく閉じます。

ユーザーを一瞬でひき付けなければならない

ユーザーにホームページの内容をちゃんと見てもらうためには、ページが開かれてから2秒ないし3秒で目的の情報があると思わせなければなりません。

けっこうハードルが高いのです。

このハードルを越えるには、綿密な計画が必要になります。
なんの計画もなく適当に作ったホームページでは、このハードルは越えられません。

適当ではなく その場その場で一生懸命作ったホームページでも最初に計画がしっかりしていなかった場合、目的の情報を探しにくいホームページになるので、やっぱりハードルを越えられないのです。

私も最初に計画しなかったばかりに失敗し後悔したことが何回もあります。

最初に綿密な計画が必要だということを、まだ信じられない方のために具体例を紹介します。

見やすいと思っているのは作り手のほうだけ

人間は行動を起こす前に、行動したらどうなるかということをある程度予測します。予測せずに行動した後のことに いちいち対応していると、脳の負担になるからです。

だからホームページを見るときにも、どこに何が書かれているかある程度予測しています。しかも自分勝手に。

このために次の漫画のようなことが起こります。

業務内容のページがないから閉じたよ
業務内容のページならここにあるだろ!
いやいや、俺はてっきりグローバルナビにあると・・・

こんなことは日常茶飯事です。
これを避けるためには、ホームページを見てもらいたいターゲットを絞り込み、その人たちにとってどういうナビゲーションの配置なら見やすいのか、考えに考えて計画していく必要があるのです。

他の業種にたとえると・・・

ホームページをなんの計画もなしに、制作業者に「とにかく作ってよ」と依頼することは 他の業種にたとえると次のようになります。

  • 図面もないのに、とにかく家を建てろと建築屋に頼む
  • 診察もしていないのに、とにかく手術して俺の腹痛を治せと医者に頼む
  • どんな髪型がいいか伝えずに、とにかく切れと美容師に頼む

これらと同じようなことを言っているのです。
まともな結果になるはずがありません。

まとめ

ホームページ制作を業者に頼む際は、 目的・ターゲット・将来の展望 などを納得のいくまで打ち合わせをしてください。この打ち合わせを丁寧にしてくれる業者はいい仕事をしてくれます。

自作する場合も、自社の社員とトコトン話し合ってください。
最初の計画・打ち合わせに時間をかけ過ぎても決して損はしません。

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