レンタルサーバー

ホームページを自作しようシリーズの第3回目です。
(1回目 ①ドメインの種類による違いと上手な選び方
(2回目 ②ドメイン取得手続きとWhois代理公開

ドメインの取得手続きを済ませ、次にすることはレンタルサーバーの利用手続きです。

サーバーとは、ホームページの情報つまりデータを保管するためのパソコン。
このサーバーパソコンから見たいページの情報が提供されることで、我々はホームページを見ることができます。

Webサーバーとブラウザの関係

この①と②の通信が 0.〇秒という間に行われます。
サーバーパソコンを管理するには専門知識が必要なので、専門の会社にサーバーの管理と運用を任せます。

※ サーバーパソコンは管理会社の中にあるパソコンを使うので、私たちは何も用意する必要がありません。利用手続きをするだけで済みます。
※ 管理会社のサーバーパソコンを借りる形になるので、このサーバーを提供する会社のことを「レンタルサーバー」と呼びます。

レンタルサーバーの利用手続き

当ブログではレンタルサーバーはエックスサーバーをおすすめしています。
おすすめする理由はまた別記事で紹介します。

新規の申し込み手続き

エックスサーバーのお申し込みフォーム画面の「新規お申込み」を押します。

新規サーバーの申し込み

次に必要事項を入力し、「お申し込み内容の確認」を押します。

サーバーID(初期ドメイン)は任意の文字列(3~12文字の英数字)を設定します。これは実際のホームページのアドレスに使用するものではないので、覚えやすい文字列にしておけばよいです。会社名のアルファベット表記とかで構いません。

プランは X10(スタンダード)で十分です。

メールアドレスは必ず普段使っているものを設定してください。レンタルサーバーから、初期設定に関する情報や更新のお知らせなど重要なメールが届きます。全然使っていないメアドにしてしまい、メールチェックを怠るとある日突然ホームページが消えるみたいなトラブルに発展しがちです。

必要事項の入力

あとは流れに沿って入力し、お試し期間開始まで進んでください。

ここまで進む

エックスドメインの管理画面から申し込む場合

ドメインを「エックスドメイン」で取得した方はエックスドメインの管理画面から申し込んでください。同じ会社なので、レンタルサーバーの初期費用が半額になります。入力の手間も少し省けます。

エックスドメインの管理パネルにログインし、「連携サービス申し込み」を押してください。

エックスドメインの管理パネル

次に一番上のエックスサーバーの「このサービスを申し込む」を押します。

連携サービスのエックスサーバーに申し込む

必要項目を入力し、「申し込み内容の確認」を押す。

必要事項の入力

あとは画面の指示に沿って進めてください。

サーバーの初期設定

サーバーの申し込み手続きが終わると、エックスサーバーから次のような件名でメールが届きます。

Xserver サーバアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)

このメールに書かれている内容はずっと使いますので、必ず保存しておいてください。印刷もしているほうがよいかもしれません。

メールが届いたあとにする初期設定の作業は、「独自ドメインの設定」と「ネームサーバーの変更」です。ここまで行うと、ホームページを作るための準備が完了します。

独自ドメインの設定

まず、エックスサーバーの インフォパネル というところにログインします。
パスワードは先ほど送られてきたメールに記載されています。(▼ユーザーアカウント情報 の箇所に記載されています。)

エックスサーバーのインフォパネルにログイン

パスワードはログイン後に、自分の管理しやすいものに変更することをオススメします。

インフォパネルにログインしたら次に、サーバーパネル にログインします。
これはクリックするだけで入れます。

サーバーパネルにログイン

ここからは超重要な作業なので、間違えずに確実に行ってください。

サーバーパネルにログインしたら、ドメイン設定 ⇒ ドメイン設定の追加 と進みます。

ドメインの追加へ

次に、ホームページを自作しよう②ドメイン取得手続きとWhois代理公開 で取得したドメイン名を入力します。そして「無料独自SSLを利用する」にチェックを入れてから「追加」ボタンを押してください。

ドメインの設定

SSLとは簡単に説明すると、ホームページのデータ通信を安全に行うための仕組みです。
最初のSはSecure(安全な)という意味です。SSLを実装しているとデータを送受信するときに暗号化して通信できます。
今後はすべてのサイトにSSLを実装するようGoogleは求めています。しかし古いサイトなどは対応できておらず、何年か先には大きな問題になるかもしれません。
とにかくSSLは必ず実装しなくてはならない(いずれそうなる)と覚えておいてください。
ややこしいので、この独自ドメインの設定の際に済ませておきましょう。

ドメインの追加の「確定」ボタンを押すと、ここでの作業は終了です。

ネームサーバーの変更

ドメインはネット上の住所の役わりを果たすと前々回の記事(ホームページを自作しよう①ドメインの種類による違いと上手な選び方)で説明しましたが、実はこのドメインだけではホームページを見つけることができません。

ネームサーバードメインセットになって、はじめてホームページが見つかる つまり表示されます。

エックスサーバーで設定した独自ドメインのホームページを表示するためには、ネームサーバーの設定を初期値からエックスサーバーのものに変更する必要があります。

以下、ネームサーバーの変更方法を説明します。

まず独自ドメインを取得した業者の管理画面にログインします。(今回はエックスドメインの場合で説明します。)

次に「ドメイン管理」⇒ 「ネームサーバーの確認・変更」⇒ 「ネームサーバーを変更する」と進んでいきます。

ドメイン管理からネームサーバーの変更まで

ネームサーバー変更画面で、利用サービスの中から「エックスサーバー」を選択し、確定を押せば完了です。

直接編集する場合は、レンタルサーバーから送られてきたメールに記載されている ns1.xserver.jp~ns5.xserver.jp までを入力し確認 ⇒ 確定 と進めば完了です。

ネームサーバーの変更手続き

レンタルサーバーの利用手続きと初期設定は、ひとまずこれで完了です。

ホームページを自作しよう④WordPressのインストールと初期設定 に続く

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