よく使う「ホームページ」というこの単語。
実はなぜか日本だけ、本来とは違う意味で根付いてしまっています。
ホームページの本来の意味
本来の意味はネットを開いたときに最初に表示されるページのことをいいます。
具体例で説明します。
① 私のパソコンで「インターネットエクスプローラー」のアイコンをクリックすると
② MSNのサイトが開きます。
つまり、私のパソコンのインターネットエクスプローラーのホームページは「MSNのトップページ」ということになります。
ネットを開くことができるのはインターネットエクスプローラーだけではありません。私は普段Google Chrome(グーグルクロ-ム)を主に使っています。
① 私のパソコンで「Google Chrome」のアイコンをクリックすると
② グーグルの検索窓が表示されます。
つまり、私のパソコンのGoogle Chromeのホームページは「Google検索のページ」ということです。
このようにホームページはネットを開いたときに最初に表示されるページで、*ブラウザによって違いますし、単にどれをホームページにするかという設定の問題なので人それぞれ違います。
iPhoneユーザーは「Safari」が見慣れている。Androidスマホのユーザーは「Google Chrome」
Webサイトとは
インターネット上に表示されるページのことをWeb(ウェブ)ページといいます。そしてWebページの集まりをWebサイトといいます。
このWebサイトのことを、なぜか日本ではホームページとよぶ習慣があります。
よくある問題
皆がみな同じようにWebサイトのことを「ホームページ」と呼ぶのであれば問題ないのですが、実際には人によって違います。
- 株式会社Aのホームページ
- 株式会社AのWebサイト
- 株式会社Aのサイト
上の3つは同じものを表しています。
最近では「Webサイト」といちいち言うのが面倒なので「サイト」と省略して言う人が多いようです。
「ホームページ」という言い方は徐々に減っています。
ネットに詳しい人が「サイト」を使い、そうでない人が「ホームページ」を使う傾向があります。
Web制作会社などに依頼するときに発注側と受注側で使う言葉が異なるので、意思疎通がしにくく混乱するという問題が起こりがちです。
どちらを使うほうがいいのか
日本ではWebサイトの意味で「ホームページ」が根付いていますので、今までどおり「ホームページ」という言葉を使っても大きな問題はありません。
ただ会話の流れや場面,相手によっては誤解を生む恐れもありますので、基本的には「サイト」を使うほうがベターかなと思います。
相手が「サイト」といって分かっていなさそうなら「ホームページ」と表現してください。
ビジネスにおいて意思疎通のためにムダに時間を消費するのは避けたいところです。
ムダな誤解を生まないように相手に合わせながらも、相手に「無知だな」と思われるのが嫌な方は、できるだけ正しい用法である「サイト」「Webサイト」を使ってください。
このブログでは
このブログ「中小企業サバイバー」では、今後もWebサイトのことをホームページと表現して記述していきます。
すべての方が今回の記事を読んでくださればいいのですが、なかなかそう理想どおりにはなりません。
このブログの目的は、読者に記事の内容を理解してもらい実践してもらうことなので、できるだけすべての方に通じる表現を使用いたします。