保育士履歴書の書き方「専業主婦から復帰するとき志望動機と自己PR」

ブランク期間がある人が、保育士の資格を持っているから履歴書は適当に書いても採用されるだろうと考えるのは大間違いです。
履歴書はどんな状況でも採用のカギになるもの。希望する園に就職しようと思うのなら志望動機や自己PRにあなたの保育士として働きたい熱意と意欲をアピールすることが大事になります。

結婚・出産などブランクがある再就職

志望動機の書き方

なぜもう一度働こうと思ったのか

結婚・出産などを経て保育士として復帰する人が履歴書の志望動機の書き方で重要なことはなぜまた保育士を選んだのか。これがあなたの働く意欲として受け止められるため書き方に工夫が必要です。

ありきたりの理由は採用者に響かない

専業主婦から社会復帰を考える女性が「時間に余裕ができたため」を再就職の理由にする人が多いですが、オリジナリティに欠け現役の保育士や新卒生に負けてしまうのでこの理由は避けるのが無難です。

ブランク期間はマイナス要素ではない

家事や育児をしながら感じることのできた仕事に対する思いをそのまま志望動機に書けば、この期間があったからこそもう一度保育士として働きたい気持ちになれたとプラスに置き換えられます。

復帰の理由【志望動機の例】

理由1:子供の成長していく姿がきっかになった動機

【例】母親になり身近で子供の成長する姿を見ていると、もう一度保育士として働きたい思いが募っていきました。やっぱり子供が好きなんだと実感し保育士が私の天職だと思っています。

理由2:親の立場になって気付いた思いが動機

【例】保護者の立場になり子供を思う気持ちが理解でき、これからは保育士として外で働くご両親のお手伝いをしていきたいと思いました。
安心して預けられると言っていただけるような保育をしていきたいと思います。

理由3:今の保育の現場を把握したことによる動機

子供と母親の写真

【例】待機児童がたくさんいる今の保育の現場で私が働くことで1人でも多くの子供に行き届いた環境が整えることができればという思いと、それが社会貢献につながればと考えました。

自己PRの書き方

採用者が心配に思うことを考える

ブランクの期間による仕事の勘を取り戻すまでの時間や年齢的なことなどから体力がついていけるのかその人がまた保育士として働くことが採用者は大丈夫なのかを気にかけています。

専業主婦で培ったものをアピール

家事や育児などは保育士の仕事に直接結びつくことが多いものです。そのことを具体的に書いて採用者の不安要素を払拭させるアピール文にしましょう。

自己PRの記入例

子育ての経験からアピール

育児をしているとどうしても子供のした行動にイライラしたりし時には怒鳴ってしまうこともあり子供のしつけに頭を抱えてました。

今は出来て当たり前ではなく出来なくて当たり前の気持ちが徐々に分かるようになり、子供を褒めながら伸ばすこと、見守ることが自然と出来るようになりました。

家事の経験からアピール

保育士の仕事で一番苦手だった掃除の作業が日々の家事で効率よくできるように培われました。

体力をアピール

子供が生まれた後、睡眠不足なども重なり体力不足を感じることがありました。今は筋力アップのためストレッチや日中よく歩き体力をつけるようにしています。

食事にも気をつけ生活改善することで風邪を引くこともなく、おかげで毎日元気に過ごせるようになりました。

特技や趣味をアピール

ピアノを教える母親

ピアノは弾かなくなると腕が鈍ってくるので毎日30分弾く習慣を心がけています。今は子供がピアノに興味を持ち始めたので一緒になって歌ったりしながら弾き方を教えることもあります。

保育士の再就職の現状

政府は保育士確保にむけ強化活動している

少子化と言われていても都市部などでは保育士が不足している保育所がたくさんあり、政府は待機児童の解消を図るため、潜在保育士に向け就職をあっせんする取組みをしています。

潜在保育士とは・・・保育士の資格を持っていて保育士の職業に就かれていない人のこと

ブランクがあり不安な人でも安心して働ける

今は結婚・出産などの環境の変化により一度保育士を退職された人でも安心して復帰できる環境が整えられているのです。
再就職を目指す方、第一関門である書類選考を突破して希望する園で働けるよう応援しています。