デイサービスではほとんどの施設がレクリエーションの時間を設けています。利用者さん同士や介護スタッフとのコミュニケーションをとる貴重な時間でもあり、内容も楽しいひとときを過ごせるよう配慮されています。
バリエーション豊富なレクリエーションを覚えて、ぜひ職場で活かしてみましょう。
また、今回紹介したものは数あるレクリエーションの中でもほんの一部ですから、ぜひいろいろなものを試してみてください。
楽しく無理なく運動できるレク
普段身体をあまり動かしていない人でも簡単に楽しめるレクリエーションは、運動不足解消にも人気。
リハビリ効果も期待できるので、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
1.ボールの変わりに風船を使う
ボールの代わりに風船を使うことで、玉の動きが遅くなり当たってもケガをすることなくゆっくりと楽しめます。これならバレーやサッカー、玉いれも座ったままできるので車いすの方にも楽しめるでしょう。
風船の変わりにビーチボールを使うケースもあります。
2.身近なものでゲートボール?
ペットボトルにおもりを入れて一定の間隔に並べます。
その間隔の間を通すようにゲートボール感覚で遠くからボールを転がし、ペットボトルが倒れずにどこまでボールを転がすことができるかを競うゲームです。
難易度を簡単に調整できるのも魅力ですね。
ユーモア力が試されるレク
体力を使うレクリエーションは苦手という場合でも、思わず笑いを誘ってしまうようなものがたくさんあります。
特にユーモア力が試されるレクリエーションは、スタッフも一緒に参加することで盛り上がること間違いなし。これを機会に利用者さんが喜んでくれるように、自身のコミュニケーション能力を存分にアピールしてみましょう。
1.この触り心地は何?
イベントやテレビ番組の企画などでよく見かけますが、触るものを中身が見えないように箱に入れた状態にしておき、中に何が入っているかを当てるゲームがあります。
手ごろな箱がない場合は、触る人に目隠しをしてもらうのも良いでしょう。
中身に最適なのは触感が変わっているものが良いですから、身近なものでわかりやすいものを入れておきます。
ちょっと難易度の高いものを用意することで珍回答続出なんてこともありますから、バリエーションもふやしてみると良いでしょう。
2.ジェスチャーを交えつつ伝言ゲーム
ただ単に耳打ちだけで伝言ゲームよりも、目で見て楽しめるだけでなく、耳が聞こえづらい人でもハンディーがないのが特徴です。
チームをふたつに分けて、簡単な動作を演じてもらいそれを当てるようにすれば、緊張感も高まるでしょう。
本人は真剣そのものであっても、思わずツッコミを入れたくなるようなおもしろい動作や答えが出てくれば、皆が笑顔になれますね。
3.お互いの仲が深まる二人羽織
先のジェスチャーで動作に盛り上がりが多ければ、ぜひ試してみたいのが二人羽織。
ふたり一組となって、ちょっとした小話を動作を交えて演じ、みている人を楽しませてみましょう。
ただし無理強いするのはよくないので、施設利用者さんで率先してやりたい人がいるのが一番ですが、スタッフと利用者さんが組むのも良いでしょう。
ネタ切れに備え、スタッフ同士が即興でできるようにしておくのもアリです。