30代男性です。1年間の無職から絶望を経て、在宅ワークになった

寄稿者

簡単に説明すると、コロナで勤めていた職場がつぶれて1年間無職になった。それから社会復帰した。という話です。

気持ちの整理もかねて、これまでのことを書きます。ちょっと聞いてください。

飲食店から転職はとても難しい。

僕は自他共に認めるブラックな職場で働いていました。

厨房で働く写真
写真はイメージです。

ずっと働いていた飲食店。転職したいと思っていたけど、気づけば僕は30代になっていました。

「こんな生活、ずっとはイヤやな…」と思いつつも、休日は「休みの日ぐらい、寝かせてくれ。」と転職活動もしないまま時が過ぎていました。

飲食店って業務が多すぎなんですよね…。

タイムカードを定時に押してからも雑務があるし、休日も少ない。「土日休み?なにそれ?」みたいな感覚です。

常にストレスの毎日。コロナ前から転職したいとは思っていたんです。
定時で帰れる仕事ってないかな?って。デスクワークに憧れもありました。それがコロナ禍でコロッと店が潰れてしまった。

僕に残されたのは「30代 無職 絶望」でした。

でもまぁ、こんなときこそ前向きにとらえようと……無職のままではいられないので仕事を探し始めました。
「きっと今はターニングポイントなんだ!」と自分に言い聞かせながら。

しかし当時はコロナ禍で先々の見通しもたたない日々で、飲食店からの転職はとても難しい状況……。
そんな厳しい現実をヒシヒシと感じ、僕の無職期間はどんどん更新されていきました。

1年間の無職から再就職。どうなる?どうにもならない。

30代になり実家の両親の世話になる生活。「何してんやろ俺…」と、本当に苦しかったです。

無職になった最初のころは「すぐに転職してやろう」という意気込んでたけれど、書類選考で何十通も落とされたり、お祈りメールと向き合う毎日。

転職活動のイメージ

自分の価値を否定された気分になり、精神的にけっこうきついものでした。
最初は割り切れていましたが、不合格通知が来るたびにネガティブな気持ちをひきずるようになりました。

それから数か月。
無職になってからバイトを始めました。「焦らず、確実に納得のいく転職をしよう」という考えにシフト。再就職へのモチベーションはなくさないようにと意識していました。

でも、ずるずると無職の期間は伸びていきました。

毎日求人サイトを眺めても、募集内容が頻繁に更新されるわけではありません。うまくいかない……なんやろう俺の人生って…。
時間が経つにつれて、どんどん精神は追い込まれていきます。

こんなときは焦らずに。と思っても、やはり焦るものは焦ります。

30代で日に日に無職の日数が増えていく現実。

どうしよう。
どうにもならない?
もう、この際なんでもいいから就職するか?

気が付けば心を病んでしまい、1年間ほど無職でいました。
状況的に友人に連絡はとりずらいし、貯金もどんどん減ります。社会との繋がりがなくなっていきます。

再就職すれば、どこでもいいか。
もう、なんかいろんなことが、どうでもいい。

そんなときに、一つのテレビ番組が目に留まりました。

1年間の無職から在宅ワークになった

たまたまコロナ禍で働く人々をとりあげたドキュメンタリーのテレビ番組を見かけました。

その中で僕と同じく飲食業界で働いていた人がクローズアップされていて、どうやらその人は勤めていた飲食店のオーナーから突然「お店をたたむので…」と解雇通告を言い渡されようでした。

それで僕と同じように無職になったのですが、それが転機となりライターという仕事になったと言っていました。

ライターか……。

もしかすると僕にもライターという仕事ができるかもしれない。そう思い立って、すぐにパソコンで調べ始めました。

最初はクラウドソーシングに登録すればいいのか?
何から始めたらいい?
1文字単価ってなに?0.5円とか、どうなの?

分からないままに、どうにか今の状況を抜け出したくてがむしゃらに行動しました。

在宅ワークを始める男性

それで、とある案件のテストライティング(ライターとして依頼されるテスト)に合格して、始めてライターとしてデビューしました。

このとき再び社会と繋がったことで、少しだけ不安が和らぐような気がしました。

でもライターという仕事を事前に調べたときにに分かっていましたが、初めは単価が驚くほど安い。この僕がさせてもらった最初の案件もとても安かったです。

でも書き続けたら絶対に変わっていく。単価の高い仕事もできるようになる。という情報も少なからずあり、とりえず頑張りました。

転職がうまいくいかずに無職になって1年経ち、正直なところ、「再就職すれば、どこでもいいか。」という考えになりつつあったので、無職から在宅ワークという道が僕には希望に見えていたと思います。

もう、これを諦めたら自分はどうすればいいか分からない。

だから、やるしかない。

それでライターを始めた月には2万円の収入でしたが、次の月には7万円ほどの収入になり手ごたえを感じました。

このライターとして最初の頃はほぼ休みなしで働いていました。でも元がブラックな飲食店で働いていたので耐性がありました。

そんなふうに猪突猛進でライターの道に進んでいると、ある日クライアントからわりと報酬の高い仕事の話をいただくことができました。

そんなことが積み重なり、今は少しずつですが細々と自分の収入で生活できるようになってきました。
僕は1年間の無職から在宅ワークになり、生活できるまで復帰したんです。

仕事がもらえそうな無料で登録できるものは何だって登録した

1年という無職の期間でも、クライアントから指示された文章が書ければライターになれる。
そして社会復帰できることが分かりました。

本当にがむしゃらだったし最初はとてもキツイけれど、在宅ワークになるのは無謀ではありません。

不採用通知で気分が落ち込み一時期は「もう、どうでもええわ…」と絶望感いっぱいでしたが、腹をくくって動けば必ず変われます。

片っ端からクラウドソーシングに登録(カセグーとか、ココナラとか、他にもいろいろ。)して、窓口を広げてライターとして活動する。複数登録してなんぼの精神でした。

無我夢中で記事を書いていると、数か月ほどで在宅ワーカーとして社会復帰できるぐらいになれるものですね。

もし僕と同じように無職であがいている人がいたら、真剣にやれば大丈夫と言いたい。飲食店でずっと働いていた30代の僕でもできましたから。

振り返ると、僕が最初のころに書いた文章を見ると全然ダメだな。と思います。
それでも依頼してくれたクライアントの方には感謝しきれません。いろんな人に支えられ今日も生きているなと実感しています。
今後も、もっと頑張っていこうと思います。

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