こんにちは!キャリアコンサルタントのようこです。
クライアントと話していると、たまに
「今の時代、とても不安定ですよね。」「将来どうなるか分からないし…」
こういった話題が出ます。
みんなそれぞれに将来に不安を抱えています。
ただ共通して、「不安をとりのぞくために、今後は何が必要か?」という話になり切り開く意識を持っています。
この有益な意見、話をまとめ、これからの時代に求められる力について備忘録として残します。
これからの時代に求められる力・人材とは?
いくつか例をご紹介します。
「これ私にあうかも…試してみよう。」と取り入れることをおすすめします。
仕事や学習する内容を見直すきっかけにもなるでしょう。
学習やスキル習得の根幹となる力。ラーニングストラテジー(戦略的学習力)
この能力は、簡単に説明すると効率的にスキルアップするために、自分にとって最適な学習方法を見定める力です。
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が提唱。
「2030年に仕事で必要なスキル」の1位に、この戦略的学習力があげられています。
字面から難しそうに感じますが、人生に大きく影響する力であり重要です。
新しいことを始めるときに戦略的に学習方法を選ぶ力があれば、仕事で成果をあげる上でもスキルアップする上でも、効率的に知識を取り入れられます。
例えば英語を学ぶ人は多いですよね。
英語は「日常会話を英語で話す」「英文を読む」「TOEICで高得点を目指す」など、目的によって最適な学習法が違ってきます。
教材にしても、Youtubeで学習する方が身になったり、学習アプリを使う方が良かったり人によって相性があります。
この目的による最適解を見つけることで、大幅な時間の短縮に繋がるのです。
現代は環境の変化が激しく、前述したとおり不安の多い世の中です。
だからこそ未来を柔軟に切り開くため、自分にとって適切な判断ができる能力が必要というわけです。
ラーニングストラテジー(戦略的学習力)はAIに代替されにくいスキルとされており、将来の予測が難しい時代だからこそ、これから求められる力となります。
個人のブランディング力
多用な働き方が広がる現代では、個人の影響力が目立ちます。
スタッフが会社の顔となりYoutubeで広報活動をしたり、昨今では副業を始める人も珍しくなく個人がSNSで商品やサービスを宣伝するのもよく見かけます。
今後も個人がインターネットで発信する時代は続き、それに比例して個人のブランディング力について重要度が高まっていくでしょう。
- 発信する内容のクオリティ
- 誠実さ
- 信頼性の積み重ね
こうしたブランディングを意識することが大切ですよね。
また、その上で大切なのがネットリテラシーです。次をご覧ください。
ネットリテラシー
インターネット上の書き込みやアップロードした動画・画像は、一度拡散されると削除することが難しいです。
このことからデジタルタトゥーと呼ばることがあります。
あなたにとってプラスとなる情報でも、誤った情報や見られたくない内容も完全に消すことは極めて困難です。
だからこそインターネットにおけるサービスを、
- 見るとき
- 利用するとき
- 自分自身が発信するとき
ルールを理解して、的確な情報を汲み取る判断が必要です。
運営者・経営者の視点をもつ人材
仕事についての技術や知識とは別に、経営者の視点を持っておくことが今後もっと必要になるでしょう。
現代は副業がすすめられ、会社に属しながらフリーランスで働く人やパラレルワーカーといった人が多くいます。
単発の仕事ではなく、個人で働き続けるには稼ぎ続けなければなりません。
それは常に仕事がある状態を指します。
仕事は「する」だけではなく仕事を「生み出す」ことで成り立ちます。
その状態が続くことで会社は運営できるのです。
個人のブランディングと合わせて経営者の視点も養いましょう。
雇用されている側の視点だけではなく、雇用する側の視点を持つ人材が今後求められる時代になります。
情報過多の時代だからこそ、情報の整理力
毎日あらゆる情報が発信され、「この人が発信してるなら本当っぽいよね」とか、「うわ…友達に言っちゃったけどフェイクニュースだった」といったように、ものごとを判断するのに手間がかかる時代です。
目に飛び込んでくる内容に衝撃が走り、つい感情的になって判断を誤りそうなこともあるでしょう。
「何でもありな時代になってきたな…」という声も聞きます。
そんな時代だからこそ「情報元はどこか?」と正しい基準を持ち、情報を整理する能力が試されます。
一時の感情に流されず、冷静に判断することが大切です。
なんでも平均点ではなく突飛したスキル
テレビでもYoutubeでもSNSでも、何を見ても「またこれか……同じこと言ってる。」と感じるとき、ありますよね。
情報過多の時代で、世の中は類似したサービスがあふれています。そして新鮮さが求められています。
しかし新しい商品やサービスを生むには、他にはない知識や経験をした人から生まれるものです。
知識や技術において、なんでも平均点以上をとるメリットはありますが、あなたが目標とする将来は平均点で戦うのは難しいかもしれません。
これから先は、目指すものを見据えて突飛したスキルを養うことが大事。
職業やスキルを組み合わせ。オリジナリティ
求められる人材とは社会にとってニーズがあるかどうかです。
このニーズ。職業やスキルを組み合わせることによって「そういう人材がほしかった!」という新たなニーズを生み出すこともできます。
例えば、歯科衛生士とベビーシッターを組み合わせることで、安心して歯磨きを任せられる歯科衛生士のシッターという肩書きになります。
同じような条件でシッターをお願いするにしても、歯科衛生士などのプラスアルファのスキルがついている方が需要があります。
社会のニーズに合わせて、本業や趣味、知識を組み合わせてオリジナリティを生む。
これにより求められる人材として価値が高まります。
こちらの記事のように、ニッチな仕事や穴場の職業をねらうのもオススメです。
これからの時代を生きるために必要な力【まとめ】
現在の環境や将来像によって「これから求められる力」は違います。
あなたのキャリアアップに必要なものはどれでしょうか?
- 最適な学習方法を見定める力。戦略的学習力
- 個人のブランディング力
- ネットリテラシー
- 運営者・経営者の視点をもつ人材
- 情報の整理力
- 突飛したスキル
- オリジナリティ
生きるために必要なスキルや、知識、考え方など社会の需要に合わせ、ぜひ取り入れてください。