営業や接客業、社内の打ち合わせやプライベートの人付き合いなど、幅広いシーンに役立つ仕事術をご紹介します。
【仕事術1】感情を伝える時はYouメッセージではなくIメッセージ
心理学にもとづく会話術です。
Youメッセージは「あなたは△△だ。」と感情や物事を押し付ける表現。
Iメッセージは「あなたの△△によって、私は○○と思った」というように、”自分の気持ち” を伝える表現になります。
Youメッセージ「君はいつも仕事が早い。」
Iメッセージ「君の仕事の早さに、私はいつも助かっているよ。」
このIメッセージは “決め付け” がないので、相手に反発心を与えにくく、ポジティブな会話の場合は相手を一層喜ばせる効果があります。
否定をするときは提案をする
話したことや自分の考えを否定されて気持ちの良い人はいません。
しかし相手の話に否定するとき同時に「提案する」と、否定を抑えて会話を滑らかにすることができます。
詳しくはコチラ
仕事の人間関係を円滑にする「否定の方法」常に意識してみよう!
相槌に「分かる」は絶対に使わない
相手の話したことに「分かるー」と返すことで、あなたに何が分かるの?と反発心を生むことがあります。
人は自分の話したことで優越感に浸りたいものなので、会話術において共感することは大事ですが、「分かる」は極力使わないように。
相槌や共感する場合は「なるほど」「そうなんですね!」「同じように思います。」がベター。
相手と同じメニューを選ぶ
人は共感されることで相手に好意を抱きやすいです。
たとえば食事のシーン。
「私も同じでお願いします」といったように相手が選んだメニューと同じものを選ぶことで、「あなたはセンスが良い」、「あなたと考えが似ている」と間接的に伝えることができます。
相手が気持ち良くなる褒め言葉の「さしすせそ」
相手を気持ちよくさせる会話術。接客業では有名な手法です。
「さすがですね!」
「知らなかった!」
「すごい!」「素敵!」
「センスいいですよね、いつも!」
「そうなんですね~うんうん。」「尊敬します」
姿勢を正して会話する
会話術の基本でもありますが、背筋を伸ばして相手の目を見て会話することで、良い印象を与えると共にあなたの話す内容に説得力が増します。
猫背は自信がなさそうに映ってしまいやすいので極力矯正したいところです。
始めにハードルの高いお願いをする
値段交渉のときに自然と行っている人はいるでしょう。
19,800円の商品を「17,000円にしてよ!」と交渉しても難しいですが、「では18,000円は?」「端数が邪魔だな~」とお願いすると、端数の800円引きになるようなケースは多いです。もちろん販売価格には限界がありますが、この方法は形を変えると仕事に役立ちます。
販売員やセールスマンの営業トークで当たり前のように使われる方法。
「この30,000円のジャケットがおすすめです!」と最初に提案した後、「このシャツ今売れ筋なんですよね。5,000円なのですが。」と紹介することで購入までのハードルを下げることができます。基本的に本当に目的とする要望を、話の後に持ってくるだけです。
■お願いを断ることで罪悪感を感じる。
■要求を少しづつ下げることで相手に受け入れられやすい状況を作る。
この2つの心理的手法が用いられています。
まず先に相手に利益を与える
営業マンや経営者が意識していることです。
ビジネスパートナーとしてこれからも付き合いたいと思える相手には、まず信頼してもらわなければ話になりません。
その信頼を得る方法が、先に相手に利益やメリットを差し出すこと。
「この人といるとメリットがあるな」と興味を持ってもらうためには非常に効果的な方法です。
多くの特徴よりも1つのメリット
たとえばお客さんにパンフレットを渡して商品やサービスの特徴を事細かに説明したところで、相手の頭には残りません。
それよりも相手の不満や愚痴など聞けるだけ聞き出して、関連性のある事柄に対してメリット(上記の利益にあたる)を差し出す方がグッと興味を持ってもらえます。
簡単なことですが、仕事術や会話術で大事なのは「相手に押し付ける」のではなく「相手の需要に合った答えを選び出す」こと。これが仕事の成果を上げる効率的な方法なのです。
共犯意識・仲間意識を与える
「この値段で買ったことは誰にも言わないでくださいね、内緒ですよ。」と自分と相手だけの秘密を作ることで、仲間意識を与え距離感が縮まります。顧客をつくるときに役立つ仕事術です。
ほかの人とあなたは違うんだ。という “特別感” を与え、(私に対して心を開いてくれているんだな。)と、信頼感が得やすくなります。接客業などでリピーター獲得のために自然としている人が多いです。
以上、さまざまなシーンで役立つ仕事術でした。