高齢者が入居する施設として広く知られている老人ホームには、有料老人ホームと老人福祉施設があり、全国各地に多く設けられています。
高齢化社会に伴い需要も高い職場ですがそこで働く職員は不足気味であり、もっと介護の職場の楽しさを広く知ってもらうことが望まれます。そこで今回は、老人ホームでの仕事やその楽しさの魅力に迫ってみましょう。
今までにない経験が新鮮で楽しい!
老人ホームでの仕事は主に介護になります。スタッフのほとんどが介護職になりますが、資格や経験なしではじめる人も少なくありません。
そのため自身と同じような境遇の仕事仲間もでき、お互いが協力し合いライバル意識を持ちながら仕事にはげむことができるのです。
これにより全く介護の経験がない人でも上達がスムーズになり、やりがいを感じられることでしょう。
人と接することが何よりも楽しい!
多くの高齢者の介護をする以上、常に人とのコミュニケーションをとることになります。何をするにもまずは声をかけて、人間関係を少しずつ築いていきましょう。
利用者さんにより性格も体調もさまざまですが、コミュニケーションを毎日しっかりとることでどう接していけば良いのかもわかりやすくなります。そうすれば利用者さんも介護スタッフへ心を開いてくれるでしょうから、人と接していく楽しみを見いだすことができるでしょう。
認知症を患っている人も少なくないため、会話がかみあわないということも珍しくはありませんが、それもまた経験とうけとめ柔軟に受け止めていけば楽しみも増えるはずです。
お礼の言葉がうれしい!
介護をすることによって、利用者さんからお礼の言葉をもらうことがあります。
たとえそれが自分の仕事であっても、お礼を言ってもらえることは何よりもうれしく感じてしまうもの。そのひと言のおかげで、介護の仕事を続けてよかったと思う人も少なくないでしょう。
もちろんお礼の言葉だけでなく、時には厳しい言葉やつらいひと言もあるでしょうが、それもあなたのためを思ってのことでしょうから、仕事への向上心をよりいっそう高めてみましょう。
なかには思ったことが素直に言えず、逆にスタッフを困らせるような発言をしてしまう利用者さんもいるかもしれませんが、それもその人なりの、感謝の気持ちのあらわれなのです。
つらい仕事を楽しむための工夫
老人ホームの仕事には、楽しいことも多い反面つらいことも少なくはありません。しかしそれも個人のとらえ方の違いであり、つらさを楽しさに変えるような気持ちの切り替えができれば仕事がもっと楽しくなることでしょう。
スタッフがつらいと感じやすい内容としては、体力的な問題や、本来すべき業務がなかなかうまくいかなかったときなどです。
しかしこれは別の職業でもいえることですし、それだけ自分が仕事にやりがいを持って取り組んでいるからこそ感じてしまうことのはず。
前者は、体勢や力を入れるコツなどを見直すことでグッと楽になることも多いもの。
後者は経験をつみ、たとえ失敗してもそれを反省して次に活かしていけばいいですから、ぜひ前向きに楽しくチャレンジしてみましょう。