「毎日仕事が嫌だなー、辞めたいなぁ」と思い続けていることで、知らず知らずのうちに大事なものを失っているという話。
1.仕事辞めたいと思っていたら周りから人が離れていく
もし友人と会うたびに「仕事辞めたい」と口に出している場合は大変危険です。
愚痴やネガティブな話題に人は食いつき、その場を盛り上げ、話に花を咲かせることはよくあると思います。
しかしその話を聞いている相手は、いずれ、損をしていることに気づくのです。
どういうことかというと、逆の立場になって想像してみましょう。
すると、友人に会うやいなや
「あぁしんどい、仕事辞めたい」「ちょっと今日、最悪だったんだけど!」と口からはネガティブなことばかり。
最初は心配して元気づけたり、おもしろおかしく話を聞いたりするでしょう。
仲の良い友人ほどそうすると思います。
しかし友人は会うたびに必ず愚痴を言うようになりました。たまに助言しても「でも…」と否定的で、ネガティブな言動は変わりません。
本来なら楽しく過ごす時間に、あなたはこの愚痴を聞き続けるのです。
おそらくこのまま一生、ずっと。
しんどくなってきませんか?
一生かどうかなんて分かりません。がしかし、ずっと今まで愚痴を言っていた人との付き合いを考えると、”これからもそうなるだろう。”と思う方が自然です。
話を聞いてあげる余裕がある時はいいですが、「私だってしんどいけど頑張ってる。でも、あなたは愚痴ばかり」と言いたくなることもあるでしょう。
でも、愚痴を優しく聞いてあげる。友人だから。
そして、徐々に会うことに疲れてくるのです。
これはどれだけ仲の良い関係でも起きてしまうことで、あなたとの距離感が近ければ近いほど、相手は疲れてしまいます。
結果、いつの間にか周りから人が離れてしまうのです。
もしあなたの悩みや苦しみを聞いてくれる人がいる場合、ずっとではないにしろ、会う度に少しの時間でも愚痴を言っていないか意識してみるといいでしょう。
2.人を敬うことを忘れ、対するチャンスを失う
仕事を辞めたいという負の考えは、仕事がうまくいっている人への嫉妬心を生みます。
それは、自分に持っていないものを相手が多く持っているほどに。
例えば商売が繁盛しているお金持ちの人と関わる機会があるとします。
このとき、尊敬の念を抱いたりポジティブな考えの人ならば「収入を増やすための知識や技術、なにか吸収をできるかもしれない。」と考えが働き、仕事や商売につながるヒントが得られるかもしれません。
しかし、嫉妬心があるとこうはいきません。
「つらくて辞めたいのに!もっと同じように苦労しろ!」
このように「~のに」といった自分の立場や考えを肯定したい気持ちが先立ち、相手を否定しようという感情が出てしまいます。
本来ならチャンスが埋もれているところが、わざわざ自分からその目を潰し、場合によっては相手を傷つけかねないのです。
3.将来的なお金を失っている
「毎日大変だけど頑張ってるんだから」と自分自身にご褒美として、服や物を買うことがあります。
ストレス発散とお酒を飲んだりもするでしょう。
こうしてモチベーションをあげて仕事に取り組むことはとても大事なことです。それが次につながり、積み重ねが将来の自分への投資になるのですから。
しかし、このご褒美がいつの間にか習慣化されて、不満をぶつける材料になっているなら要注意です。
例に出すと、次の違いです。
- 「今日は営業がうまいこといった!よくやった自分にご褒美で週末は旅行でも行こう!」
- 「仕事うまくいかないなぁ。辞めたいんだけどそういうわけにもいかないし。。せめて癒しに週末は旅行にでも行こう。」
同じご褒美でも、
【前者の1】は次も頑張って結果を出そうと前向きな方向につながります。
【後者の2】は仕事の成功や失敗がどうであれ、結果お金を消費しています。
もちろん失敗から立ち直るためや、不満を解消する術は必要でしょう。
しかし、それがご褒美という理由づけで習慣化していると、次にはつながりません。
なおかつ1と比べて出費する機会が多い分、お金と時間を常に消費しているのです。
まとめ
「仕事を辞めたい」という考えは、
- 近しい人こそ疲れさせてしまい、その時間の消費に気づいた人は自分を守るために離れていく。
- うまくいっている人へ嫉妬を生み、知識を吸収するチャンスを棒に振る。場合によっては人を傷つけたり、ネガティブな考えに時間を費やすことになる。
- 自分にご褒美という理由で不満を解消し、それが習慣化してしまうと将来に結びつかないお金を常に消費していることになる。
このように、どこかで考えを改めたり、今勤めている会社から環境を変えないと、将来的に「人・チャンス・お金」を失うことになりかねません。
大事なものほど、普段の生活に隠れています。それを失わないために、普段の考え方を意識することが大切だと思います。自分の近い未来を変えるのは、今しかできませんから。
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