デイサービス施設では正社員に加え、不足しがちな人員を補うためにパートを多く雇っているところが数多くあります。
それだけ介護の職場全体の人員不足が問題になっているということでもありますが、仕事をはじめる側にとっては自分に合った職場を見つけやすくなりうれしいもの。今回はデイサービスでパートとして働く場合の魅力に迫ってみましょう。

時間が決まっているので働きやすい

主婦業と兼用しやすい

デイサービスは通所介護ともいわれるだけあって、毎日決まったスケジュールで生活援助サービスを行っています。
時間も規則性があるため、利用する側にとってはもちろんのこと、働く側にとっても都合がよいといえるでしょう。

例えば普段は自宅で主婦業をこなしている女性であれば、毎日決まった時間に出社・帰宅ができますから家事や育児もやりやすくなります。
特に残業がほとんどなく、決まった時間に帰宅できるというのは大きなメリットになるでしょう。

扶養の範囲内で働ける

扶養内で働きやすいメリット

ご主人が会社員などで、あなたがその扶養に入っている状態であれば、扶養範囲内で働くことによって家計の負担も減ることになるでしょう。
デイサービス施設には決まった時間内でパート勤務ができるために、扶養範囲内で働きたいという人も多いのです。

扶養範囲内におさめるには年収130万円(社会保険等)もしくは103万円(税金等)以下にする必要がありますので覚えておきましょう。
募集に応募する前に、施設へ電話等で事前に確認するか、求人の募集要項欄を事前に確認し「扶養範囲内での勤務相談OK」といった記述があるところを探すなどすると安心です。

しかし施設によっては人員不足となり、働いている途中で勤務時間が長くなってしまい、思った以上に稼いでしまった……といったことも少なくありません。扶養の範囲を超えないようにするためには、採用前だけに限らず採用後もしっかりと責任者と話し合っておくことが大切です。

仕事の幅が広く私生活にも役立つ

デイサービスでの仕事は利用者さんの介助、レクリエーションなどの積極的なコミュニケーション、お茶だしや掃除などの雑務と非常にバリエーションに富んでいます。
慣れるまでは大変なこともありますが、年齢や性別、経歴などに関わらず初心者でもはじめやすい仕事であり、やりがいもある職業といえるでしょう。
さらにこれらの仕事内容は自身の生活にも深く関係してくるため、将来的にも非常に役立つことが多いのです。

例えば自身の親など、親族で介助が必要になった場合はデイサービスでのパート勤務の経験が活きてくるでしょう。

私生活でも役に立つ

コミュニケーション能力の向上も、地域住民との交流、子供の親同士の付き合いなどに使えます。手早くお茶だしや掃除ができるようになれば、家事の効率アップも望めるでしょう。
さらにこれらの仕事内容を覚えることで、それ以外の介護の職場への転職もしやすくなるでしょうから、たとえ転勤や引っ越しで仕事を一時的に辞めなければいけないようなことになっても、経験を活かして次の仕事を見つけやすくなります。
働きながら資格習得の条件を満たすこともできるので、キャリアアップや収入アップも見込めるのです。