デイサービス(通所介護サービス)は、朝のうちに利用者さんの元へお迎えし、夕方お送りするまでの間が、主な一日の行動時間になります。施設利用時は一定のスケジュールに沿って進んでいきますので、その仕事内容をチェックしていきましょう。
仕事内容1.お迎えと健康チェック
車でお迎えして施設についたあとは、健康チェックを行います。血圧・脈拍・体温を測定するだけでなく、利用者さん本人へ直接体調を伺ったり、スタッフが直接目で見て確認したりすることも大事です。
状況次第ではその日一日の行動内容が変わってきますから、細かなことでも見逃さないようにしましょう。
仕事内容2.口腔体操、レクリエーション
口腔体操とは、食べるために必要な筋肉を鍛える体操です。
これにより食べ物が気管に入ってしまうのを予防する役割があります。ほかにもおしゃべりをしやすくしたり、笑顔を作りやすくしたりする効果もあり、一般的には食事の前に行います。
口腔体操はレクリエーションの一環として行うこともあります。
レクリエーションはバリエーションも豊富で、頭を使うもの、身体を使うものなどもあります。主なものでは、歌を歌ったり、ダンスをしたり、何かを作ったり、ゲームをしたり、クイズをしたりといった内容になります。
仕事内容3.入浴
介助が必要な利用者さんの場合、家庭のお風呂では狭く家族の負担も大きいことから、デイサービスを利用して入浴を行うケースが多くなっています。
デイサービスのお風呂は大きく利用しやすい設備が整っており、利用者さんがゆっくりと身体を休めることができます。近年では入浴施設に力を入れたデイサービスもあるほど、入浴時間は非常に重要視されてきているのです。
介助する場合は利用者さんひとりひとりの体調にあわせ、安全かつ安心に入浴できるようサポートしましょう。
仕事内容4.昼食
食事の時間は多くの利用者さんが楽しみにしているもの。食べやすいように食感にこだわったり、食材を厳選したりなどした日替わりメニューなどを用意し、提供しているデイサービスも増えています。
おやつを用意しているところもあり、毎日飽きずにおいしく食べられるよう工夫されていることも。
食べるペースは人それぞれのため見守りつつも、介助が必要な場合はその人に合わせて口に運ぶなどの配慮が必要になります。
仕事内容5.機能訓練(リハビリ)
機能訓練は利用者さんが自立生活を送るために必要な訓練を行います。
体力を使って疲れてしまうのではと思いがちですが、身体へ負担をかけないようにしっかりと考えられたメニューばかりですので心配はいりません。
仕事内容は施設によって異なりますが、マッサージやストレッチ、専用の機械を使った歩行訓練、マッサージチェア、パワーリハなどがあります。
機能訓練には専用のスタッフ(機能訓練指導員)がつき、利用者さんひとりひとりにあったメニューが行われることが多く、一般的な介護スタッフはその補助などを行います。
機能訓練設備が充実したデイサービスもあり、近年では機能訓練目的で施設を利用する利用者さんも増えています。
仕事内容6.リラックスタイム後に自宅へお送り
リラックスタイムは一日の疲れを癒やし、お茶をしたり談話を楽しんだりする時間です。
この時間に施設側でイベントなどを用意していることもあります。その後は自宅へお送りし、一日の流れは終了となります。