デイサービスの一般的な仕事
デイサービスの一般的な仕事内容は、デイサービスの一日の流れにそっています。利用者さんに関わる幅広い仕事をことなすことになりますので、多くの経験をすることになるでしょう。
1.送迎の付き添い
利用者さんの住まいへ車で送迎に向かいます。
介護が必要な利用者さんも多いため、乗降の補助も欠かせません。場合によっては運転手をかねることもあります。家族へのあいさつ、利用者さんへの気配りも欠かさずに笑顔で元気に振る舞いましょう。
2.入浴介助
利用者さんが入浴する際の介助を行います。意外に体力を使うので、慣れるまでは少々苦労することも。
自身が滑ったりあわてたりすることがあれば大変ですので、準備は万端にしましょう。利用者さんの身体の負担を考え、湯加減のチェックも欠かさずに。
身体に異常なところがあった場合に早期発見ができるタイミングでもありますので、よく見ておくと良いでしょう。
3.排せつ介助
排せつ介助は利用者さんの精神的負担も大きいもの。できるだけ本人が恥ずかしがらずに自分でできることが望ましいため、それら自立心を尊重しながら介助する必要があります。どの程度の介助が必要かは利用者さんによって異なりますので、事前にしっかりと確認を。
オムツを使用している場合は新しいオムツや、汚物用のビニール袋、タオル等も用意して対応します。
4.レクリエーション対応
施設によって内容は異なりますが、デイサービスではゲームや簡単な体操、趣味活動、会話などを行うのが一般的です。
利用者さんにとって楽しみな時間のひとつでもあり、ストレス発散の貴重な機会でもあります。楽しい時間をすごしてもらえるよう、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
5.食事介助
主に昼食時の介助を行います。
利用者さんによっては使いやすいスプーンなどを用意して、できるだけ自分で食事ができるようサポートしてあげましょう。
食べるペースは利用者さんによって異なりますから、一口でどのくらいの量であるか、飲み込みペースはどの程度かなどのチェックも忘れずに。
6.見守り
利用者さんの行動を見ながら、いつでも手が貸せるように見守ります。
ついすぐに手助けをしたくなってしまう人もいるかもしれませんが、できるだけ利用者さんの自立したいという気持ちを尊重することが大切ですから、それをふまえた上で他のスタッフとも連携していきましょう。
7.その他雑務など
利用者さんのお茶やおやつの用意、また施設の掃除といった一般的な雑務も仕事のひとつです。
誰でもできることと思いがちですが、こういった小さな仕事がしっかりできるかできないかによって、デイサービス全体の雰囲気に関わってきます。
丁寧さを心がけ、利用者さんが気持ちよく施設を使ってもらえる環境を整えましょう。
正社員とパートとの職務の違い
デイサービスでは正社員とパートによって職務がどの程度違うのか気になっている人も多いはず。一般的に基本的な業務は正社員が率先して行い、それを補うかたちでパートが入ります。
しかし施設によってはスタッフの人数が不足しがちで、パートが率先して業務を行わなければいけないこともあります。
管理者や相談員など特別な業務があるスタッフを除けば、基本的に正社員もパートもやるべきことは変わらないので、仕事の流れをしっかりと把握し、臨機応変に動けるようにしておくことが大事です。
