保育士を続けていると、さまざまな場面に直面して、自信がなくなってしまうことも。
「私は保育士の仕事に、向いてないんじゃないだろうか・・・」
しかし、100%この仕事に向いていると思いながら働いている人は、少ないのではないでしょうか。その人の性格によって、向き不向きの職業が多少はあるものです。
そこで今回は、保育士に向いてない人の特徴と克服の方法を考えてみます。
保育士に向いてない人の特徴とは
人前で話すことに緊張する
保育士の仕事は人前に立つ機会が多くあります。目上の人が多い保護者の前に立ち話すときは、緊張されると思います。
ある程度は慣れもありますが、極度のあがり症の人は、何時までたっても慣れないものです。
表情を表に出すことが苦手
子どもは喜怒哀楽がはっきりとして、リアクションも大きいです。
一緒になって笑ったりすることは、子どもの成長過程に大切なことです。
大きなリアクションの反応に、子どもは喜びます。おとなしくて控えめな性格の人は、反応が取りづらいかもしれません。
体力に自信がない
保育士にはタフさを求められる仕事です。体力がなく、年に何回も風邪をひき長引かせる人は、仕事を続けることが大変ではないでしょうか。
子どもに病気を移すことは、あってはならないからです。
些細なことでも気にしてしまう
1人で、何人もの子どもを見なくてはならないため、寛容な心は保育士に大切です。
子どもは保育士さんを見ながら成長していきます。
おおらかに育って欲しいのなら、ちょっとしたことでも気にしない、おおらかさを持ち合わせた子どものお世話が必要になります。
人付き合いが苦手
子どもと同様に、保護者とのコミュニケーションは大切です。保護者の中には、わが子の可愛さゆえ、過剰な要求を保育園に言ってくることもあります。
そのときは、接客する立場になり、保護者をお客様だと置き換えた接し方ができるのか、接客スキルが問われます。
向いてない人のための克服方法
- 保育士に向いてない人
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- 人前で話すことに緊張する
- 表情を表に出すことが苦手
- 体力に自信がない
- 些細なことでも気にしてしまう
- 人付き合いが苦手
以上が当てはまる人は、もしかすると保育士に向いてない人なのかもしれません。
しかし、決して保育士さんが、みな最初から向いているタイプの人ではなかったはずです。
それでも楽しく仕事をされているのは、自分の長所と短所を把握し、苦手なことは少しでも克服していき、得意なことはさらに伸ばしていく努力をされているからです。
では、ここで簡単な克服の方法をご紹介します。
1.お腹から声を出すようにする。
日頃から話すときに声が小さい人は、仕事だけでなくプライベートのときも声を出す練習をすることが大事です。
大きく声を出そうとするのではなく、遠くに声を出そうとすると、無理なく声が大きく出せます。
子どもに負けないぐらい、一緒に声を出していきましょう。
2.観察力を鍛える
相手の声のトーンや無意識の動作から、その人が今何を考えているのか、何を必要としているのかを察することで、相手の感情に合わせた受け答えができます。
相手の気持ちを読み取る能力は、販売や接客業の人にとって必須ですが、保育士の仕事でも同じです。
3.話すことより聞くことに意識を向ける
相手と何を話したら良いか分からないので、人付き合いが苦手だという人がいます。
これは自分から話のネタを探して、話さなくてはならないと思っているからです。
こちらから質問を投げかけて、相手に話してもらい聞き役に徹しましょう。
その場合は、話の合間にあいづちを打って、話を真剣に聞いていることをきちんと伝えましょう。
それでも保育士を辞めたいと思ったら
仕事を辞めたいと思うことは、誰でもあることです。
まず、現状を改善する努力を試してみてはいかがでしょうか。
そこで辞めたい気持ちに変化がないのなら、保育士以外の仕事に、転職を検討してみることも大事です。
自分が保育士に向いてないと思いながら、身を削って仕事を続けることより、少しでも向いていると思える職業で働くほうが、いきいきとした人生を送れると思いませんか。