仕事にやりがいがもてれば、長く続けていくこともできるもの。特に介護福祉士は仕事内容がかなりハードと言われていますが、それを乗り越えられるだけのやりがいを感じられる機会もたくさんあるのです。
そこで今回は、介護福祉士の仕事への情熱やモチベーション維持の方法についてご紹介しましょう。

仕事に「やりがい」・「充実感」を感じること

介護職は介護の仕事自体にやりがいを感じられることが何よりも大切です。

やりがい

介護の仕事が慣れていないうちは、思うように介護・介助ができずに自信をなくしたり、仕事が向いていないのではないかと感じたりしてしまいがち。しかし直接人のお世話をするということは同じ人間同士でわかりやすいこともあり、反応もストレートに自分自身に戻ってくるのです。

自分が尽くした分相手もそれを感謝してお礼の言葉をかけてくれたり、感謝してくれたりするでしょうから、それらにやりがいを感じると介護の仕事がより好きになることでしょう。

歩行訓練やリハビリの画像

また、介護は自立のサポートを行うために、要介護者の症状が良くなるケースも多々見られます。
例えばリハビリによってトイレの介助が不要になったり、食事が自分でとれるようになったりすることも珍しくはありません。
さらに介護が必要になってくるとその不便さが自信のなさにつながり、積極性が欠けてしまったり引きこもりがちになったりする人も多いもの。

しかし介護福祉士による積極的なコミュニケーションにより、会話や笑顔が増えて以前よりも明るくなったり、他の人と過ごすのが楽しくなったりといった改善もみられるのです。これらが目に見えてわかるようになれば、自分のしてきた仕事も間違いではなかったと感じ、充実感が得られることでしょう。

仕事のモチベーション維持に気をつけていること

賃金の低さや仕事のハードさが問題視されている介護福祉士にとって、仕事へのモチベーションを保つのは簡単なことではありません。

モチベーションの維持

いくらやりがいが感じられたとしても、それだけで不安をすべて拭い去るのは厳しいでしょう。望ましい状況としては職場環境ができるだけ恵まれていることです。

福利厚生はもちろんのこと、資格習得者向けの支援・援助と資格手当、残業費等の賃金面においては可能な限り整っていることが望まれます。さらに仕事がしやすい環境を維持するための定期的なミーティングや研修があれば、職員による不満も軽減し、仕事に不満が見られるケースも減るはずです。

もしこれら環境が整わず、自分自身でモチベーションをあげなければいけないという場合は、自分なりの目標をたてて日々仕事にはげむことです。毎日その目標を変えて一日一日を充実させるのも良いでしょう。もし達成できなかったとしても何がいけなかったのか反省をして次に活かせば、さらにやる気も出てくるはずです。

介護職を目指す人に伝えたいこと

介護職は世間的にもいわれているとおり、決して楽な仕事ではありません。
未経験でもはじめることができますが離職者も多いだけに、仕事に不安を感じている人は多いことでしょう。
しかし人のお世話をすることの素晴らしさが、何よりも感じられる職業であることに間違いはないはず。

お金のことよりももっと大事なことがあるということに気づくことのできる貴重な職業ですから、ぜひやりがいをもって挑んでみてください。