ケアマネージャーの仕事をしながら子育てをしようと思っている人も少なくないはず。
実際に介護の職場には女性職員が目立ち、主に30代から40代くらいの年代によって支えられているのです。今回は、仕事も子育ても両方を大事にしたい人のために上手な両立の仕方をアドバイスします。
ケアマネージャーはスケジュールがたてやすい
現場での介護の経験をしてきているケアマネージャーにとって、日中の介護サービスの苦労さ、職員が少ない夜勤の不安さなどは身をもって感じているはず。
介護の仕事をはじめたばかりのころは一日中気がはりっぱなしで、仕事に必死だった時期も少なくないことでしょう。
これでは子育てどころか、プライベートな時間もままならないと感じてしまいがちですが、今ではかなり慣れてきて、肉体的にも精神的にも落ち着いて仕事ができるようになってきているはずです。
ケアマネージャーの仕事時間帯はその内容上ほとんどが日中になり、介護・介助を主とする仕事に比べれば非常にスケジュールがたてやすいもの。
そのため気持ち的にも楽になり、仕事と家事・子育ての時間配分も調整しやすいのです。
ケアマネージャーとなるにはそれだけ知識や経験、年数が必要ですが、それに見合うだけのメリットもたくさんあるのです。
子どもの成長と共に自身も成長していく
子どもがまだ小さいうちはできるだけ子育てにかける時間を増やしたいもの。
配偶者や同居する家族の協力や理解を得ることができれば、仕事との両立も決して難しいことではないでしょう。
ケアマネージャーの仕事は介護関係の仕事のなかでも報酬が高めですから、シングルマザーの女性にとっても、保育園などを上手に利用すれば生活も決して苦しくはならないはずです。
さらに子供が大きくなればなるほど子育てに手がかからなくなるでしょうから、仕事時間を増やしたり、さらなるスキルアップを見込んだりするのも良いでしょう。
特に子育て世代は自身の子どもの成長を気にかけると同時に、自身の親が高齢になり今後のことを考える時期でもあります。まわりに振り回されることなく、自身もまた家族と共に成長し、人生経験を積みながら仕事や家事・子育てを上手に両立させていきましょう。
働く女性の悩みに職種は関係ない
現在では、子育てをしながら仕事をする女性の存在は決して珍しくはありません。実際に介護の職場にいれば、自分と似たような境遇の同僚もたくさんいることでしょう。
社会的にも子育てしながら仕事を続ける女性を支える取り組みは多く見られますから、子育てを理由に仕事を諦める必要はないのです。
お世話をする、見守っていくという行動は、介護にも子育てにも共通していえることでもありますし、それを経験することで双方に活かされることもあるはずです。
特に人とのコミュニケーションのとり方は、人と実際に接していかなければわからないもの。ケアマネージャーにおいてコミュニケーション能力は欠かせないものですから、より多くの人と接する機会をもつことはとても大切なことなのです。
自身の経験を無駄にすることなく、前向きな気持ちで仕事と子育てにはげんでみてください。