フリーランスのマーケターやめます…独立失敗、土日に副業します

慎一郎慎一郎

景色

このたびフリーランスをやめることにしました。

広報として働いていた会社から独立して2018年から1人でやってきましたが、今年の1月よりWebマーケティング会社に勤めることになりました。

散々悩み、出した結論が就職です。
腰を据えて、身を引き締め、それでいて楽しみながら会社員として今後やっていこうと思います。

それで、今まで個人ブログでは表向きは良いことばかり発信してきましたが、失敗したこと、暗い話題は控えていました。
でも今は気持ちの整理もつきスッキリしているので、フリーランスとして働いていた日々の裏側を最後に書こうと思いました。

マーケティング職のフリーランスになろうと思ったきっかけ

私は広報PRの仕事を主に独立しました。
Webマーケティングの仕事が多かったですが、肩書きはPRコンサルタントやプランナー、広報、普通にマーケターなど特にこだわらず「お金になるなら!」と、まぁいろんな方法で仕事をいただいていました。

そんな広報やマーケティング界隈で独立を意識し始めたのは、まわりでフリーランスになる人が多かったからでした。

当時25歳のとき。
何事も始めるのに年齢は関係ないと言いますが、それでもチャレンジするのは早い方がいい。失敗しても人生の肥やしにしやすいから。

そう思い、新卒で入社してから広報として働かせていただき、ありがたい環境化で培ったマーケティングやコンサルティングのスキルを試したいと考えるようになりました。

それで人の繋がりからタイミングよく仕事をいただいたり、先にフリーランスとして活動していた元上司から個人で仕事を頼まれることもあり、「今しないと後悔するかもしれない。行動しよう。」と独立しました。

webマーケティングで独立して失敗したなと思うこと

独立したころは、とても楽しかったです。
もちろん不安や悩みはたくさんありましたが、個人で自由に動けて毎日が新鮮。自分はフリーランスの働き方が合ってるなと思いました。

失敗しても「また就職すればなんとかなるだろう」と考えていたし、それよりも行動したらその分だけ結果がダイレクトに自分に返ってくるので、会社員のときより収入も3倍と順調でした。

しかし1年を少し過ぎ、フリーランスの生活にも慣れ、だんだんモヤモヤを解消できないことが増えました。

詳しくはいずれどこかで発信するかもしれませんが、変化していく業界。なにか達成感のないまま繰り返す日々。仕事が不発して続けざまに無くなる。
そんな状況が重なり、徐々に「独立しない方が良かったかも」という気持ちが生まれてきました。

その原因は自分を磨かなかったからです。これが大きな失敗でした。

自分にノウハウを残す経験や知識を積む努力をしていなかった

フリーランスは仕事をしないと収入はゼロです。だから独立してから私はどんどん予定を入れて仕事を詰め込んでいました。

それで収入は一時的に増えたけれど、そのときそのときに思う行動をとってたんです。付け焼き刃でしのぐ感じです。
新しいことを学ぼうとせず、もう自分は何者でもなく、したいことも分からず、ただお金になりそうな案件に手を出して、こなす毎日。

結果、私は自分の価値を高めていない。そのことに気づきました。

もちろん「仕事をした」という経験はしています。でも、経験値は増えていなかったんです。
いま持っている武器でしか戦わず、戦力は上がっていないまま。

長期的にお付き合いできる仕事が無くなったり、プレスリリースの作成など単発で終わってしまう仕事をいろいろこなす中で、やっと気づきました。
少しずつ時代に取り残されいる、と。

知識と経験が追い付いてない…。そこに気づいたとき、フリーランスという生活に焦りが出てきました。
将来が不安になりました。

土日に副業でマーケティングする方が良いと思い始める

自分の中で負けパターンに入っていると思い、いろんなセミナーに顔を出したりと視野を広げるようになりました。

行動すると、いろんなものが見えてきます。
自分より若い人。すごく仕事ができる業界で目立った人。周りの多くの人を見て刺激を受け、「もう一度やれるところまでやってみよう!」と思いました。

しかし。
気づいたら空き時間に求人サイトを見たりしていました。

朝起きて、
今ある案件をこなして、
求人サイトを見て、
良い求人がないか探し、
クラウドソーシングで仕事を探し、

不安を消すように行動して、いっぱいいっぱい。気持ちの奥底では頑張ろうと思っていなくて、

「もう、こんな気持ちでずっとフリーランスを続けていけるわけないな!」と思いました。

腰を据えてフリーランスでやっていこうという気持ちより、どっちつかずの状態です。
ズルズルと、一人で成功したいという気持ちだけを引きずってたんですよね。

就職して土日に副業する方が合っているかもなぁ。週末起業している知人を見て、自分もその方が良いのかもしれないと考えるようになりました。

そんな折、2020年11月。
たまたま声をかけてくださる方がいて、その人のwebマーケティング会社で働かせていただくことになりました。本当にありがたいです。
コロナ禍で就職難のなか、運が良かったと思います。

基本的にはフリーで受け持っているマーケティングなどの仕事はそのまましても良いという話で、土日などの時間を使ってPRライターとして執筆したり、副業として活動していこうかなという感じです。

現代は社会がガラっと変わり、いろいろな働き方があります。
その中でマーケット感覚をもっと養い、個人の仕事をする上でも自分の価値を高め、その分会社に貢献できればなと思います。頑張るのみです。

フリーランスになった後悔はない。これからのこと

今はフリーランスになったことへの後悔はありません。
途中、失敗したかも…と悩んだときはありましたが、今はそれがあったから違う角度で物事も見れています。

傍から見ると独立して、また会社員になって軸が無いように思われるかもしれません。ただ私としては今の時代に合った働き方に繋がるための経験だったのかなと思えます。右往左往しながら悩んで辿り着いた。
そうでないと今の会社に出会ってなかったでしょうし。

そういうわけで、これからは会社員としても副業マーケターとしても頑張っていく所存です。
もっと自分にできることを増やして社会に役立てる人間を目指します。

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