新卒で仕事辞めたい病にかかったけれど「甘えではない」3つの考え方

【仕事辞めたい病 – 新卒】

新卒で入社してから毎日のように「仕事辞めたいな」と思っている人も多いのではないでしょうか。
社会人は厳しいという声がいろんなところから聞こえてきますが、あなたの辞めたい理由によっては甘えではありません

ここでは、将来的なことを見据えた上で仕事を辞めたい場合の、3つ考え方をまとめました。

Photo By: Guilherme Yagui

「最低3年」の一昔前の考え方は通用しない

昔から会社に最低3年は勤めないと、職務や企業全体の流れが見えてこないという考えがあります。
辞めずに続けることで仕事を通して上司や同僚との関係性も少しずつ強くなり、自分のできることが増え知識と自信がつきます。

この経験が昇進や転職に有利になるので、最低3年という考え方は的を得ています。

例えば今のあなたが勤めている会社が、

  • 「将来的に伸びそうだな」
  • 「知識や経験がいろんな場面で使えそうだな」
  • 「人脈を広げられそうだな」

このように感じる場合は、つらくとも続けておいた方がいいでしょう。

日本の不況により「リストラ」や「倒産」

しかし昨今、日本の不況により「リストラ」や「倒産」する会社、「ブラック企業」と呼ばれる会社が多く、またモラハラといった言葉が蔓延しています。

一昔前は「やればやるだけ」待遇は良くなり、従業員と会社の信頼関係が成り立つ企業が多かったので、仕事を続ける意味が大きいものでした。

なにより、「終身雇用」という考えが成り立っていたことが大きな理由でしょう。

しかし、もうそれらは通用しなくなっている現実があります。

このことをを踏まえた上で、3つのケースを見てください。

1.経営側にとって一時的な人材である場合

人を雇い、散々こき使うだけ使い辞めれば次。といった、経営をしていく上でこの一連の流れができあがっている会社も中にはあります。

悪く言うと使い捨てなのですが、不況であることを逆手にうまく人材を回している実情もあるということ。

この場合、従業員の入れ替わりはどうか、口コミサイトで評価がどのように書かれているか、別の業種や違う世代の人と相談するなど注意しておいた方がいいでしょう。

2.若い力を必要としている会社の場合

20代~30代が活躍している会社で常に新鮮さを必要としている仕事の場合は、年と共に転職をすることが当たり前という業態もあります。
企業も不況の中、生き残らなければならないので、自然の流れでしょう。

現在の会社の業態が将来明るいかどうか、他の会社で働いたり新たなことを学びなおした方が時間を有効に使えるどうかで判断するといいと思います。

3.お金を稼ぐ!ことができない会社

あなたの将来像で「何年に年収が○○円」といった目標がある場合、また目的ができた場合は現在勤めている会社で得られる生涯年収を計算してみましょう。

新卒で社会に出たばかりだと業務内容や人間関係に不平不満がでがちですが、現実問題に置き換えてあなたの人生に合っているか考えることで、今後仕事との向き合い方が変わってきます。

もし目標としていることと大きくかけ離れている場合は、ただ「仕事辞めたい」だけではないので前向きに勉強や転職を考えるといいと思います。

まとめ

不況や業態によって、1つの会社で働くという考え方は昔と同じように意味を成しません。
あなたが会社を辞めたい理由が、

  1. 人が辞める前提で、経営が成り立っている会社
  2. 年齢と共に退職が当たり前の業態で、なおかつ得られるものが少ないと感じる
  3. 現実問題に置き換え、自分の目標と大きな差がある

この3つのどれかにあたる場合は、決してあなたの考えは甘くありません。
新卒で自分のことだけを考えられる状況で、3年続けても将来像が明るくないと感じた場合、ほかの道を探すか転職することをおすすめします。

もし「逃げるのが嫌」「周りが止めるから」「世間的に」と思いとどまっているならば、周りの考えや不平不満を紙に書き出し、将来を見越した上で自分は会社を辞めたいと思っているのか。
このことを確認してみると新たな道が見えてきます。

新卒で仕事を辞めたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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