寝たきりで介護が必要な方って、介護用品は何が必要なのかしら?
まったく想像がつかないわ。
そうだね、特に目立って見られるのは寝たきりによって起こりやすい「床ずれ」などの症状を防ぐ介護用品かな。
また、日常生活全般において介護が必要な場合、介護する側の負担を軽減することを視野に入れた介護用品を選ぶことをおすすめするよ。
「介護する側の負担」…か。確かに炊事洗濯や、日常生活をしながら毎日介護するとなると、とても大変よね。
そうなんだ。だから介護される側・介護する側のどちらか一方ではなく、共倒れにならないように考えることが大切なんだ。

ちょっと下にまとめたから見てごらん!

寝たきりで動けない場合の介護用品介護用品まとめ

車いす

歩く力が衰えた方にとっては身体に負担をかけにくく便利です。
目的や身体にあった車椅子を見つけることが大切です。

電動ベッド

一人で態勢を変えることができ、食事や読書などベッドの上で座る際に背中を支える重要な役割も果たします。また介護をする人の負担も軽減することができます。

床ずれ防止用具

床ずれは、一度できてしまうと完治するまでに時間がかかりますので、臥床時の体圧分散を図ることが大切です。(臥床とは仰向けで寝ている状態のことをいいます。仰向けで同じ体勢で居続けると、特定の部分だけに体重の圧がかかり、床ずれを起こす原因となってしまいます。)

尿器

排泄物が直接肌に触れないので、不快感、スキントラブルのリスクを軽減できます。また、自分でできることで自尊心を保つことができます。

差し込み便器

お尻の下に差し込んで使用します。
ベッドの上で便や尿をとることができます。

清拭タオル

寝たきりの方は入浴が困難となりますので、全身清拭(全身をタオルを使って拭き取る)をすることで、身体の清潔を保つことができます。

清拭料

入浴が困難となりますので、お湯にとかして拭くだけでお肌の汚れをおとします。お湯に溶かす必要がない泡タイプもあります。

ドライシャンプー

水のいらないシャンプーです。水やお湯を使わずに洗い、タオルで
泡を拭き取るだけで、手軽に洗髪できます。

以上が必要とされているものだよ。
寝たきりや動けない状態だと、介護される人の尊厳に関わることや、介護する人にとって負担がとても大きくなるなど、気を使うことがたくさん。だから、良い環境で介護が行えるように、適切に準備しておくことをおすすめするよ。
そうね、双方ともに優しい環境作りが大切なのね。よく分かったわ、ありがとう!