老人ホームで仕事をしたい人は、求人情報誌や求人情報サイトが便利です。
特にサイトは、地域別、条件別などの情報を細かく設定しながら検索でき、口コミなどをみられることもあります。今回は、老人ホームの求人情報から、良い施設と悪い施設を見極めるにはどうすれば良いかをまとめてみました。

職員希望者は入居者と違い情報が得にくい

老人ホームは入居者を募集するにあたって、自社サイトを持って情報を公開しているところがほとんどです。

採用情報の確認はしっかりと

サイト内にも求人情報が書かれていますが、入居者が望む情報はサイト上で多く公開されていても、職員希望者にとってはほかの求人情報とさほど変わらない情報量しか記載されていないことでしょう。

ただ、入居者向けの情報が多く公開されているサイトであれば、それだけ情報開示に積極的であるということ。
職員希望者が欲しい情報も得られるでしょうし、電話での問い合わせや面接時に聞くことで、積極的に答えてくれる可能性もあります。
施設の運営に前向きな老人ホームなら、求人に関しても意識が高いでしょうから、情報量が多いということは非常にプラスといえるでしょう。

ただし、これら情報は基本的に良いところしか書かれておらず、悪い部分はふせられているもの。気になる点は必ず確認しておくようにしましょう。

詳細がわからず応相談の記述が多い

応相談にはご注意

求人情報欄は詳細が細かく書かれているほど、応募する側も安心するもの。
しかしなかには給与や勤務時間帯ばかりに目がいってしまい、他の条件は二の次にしてしまっている人も少なくないのではないでしょうか。
また、仕事内容やシフト時間の情報がほとんどなく、いたるところに応相談と書かれているような場合は要注意。
それだけ情報開示したくない理由があったり、人員さえ確保できればそれでよいと考えていたりする施設も少なくないのです。

パート採用でも条件はしっかりと確認しよう

パート採用でも、条件はしっかり確認。

老人ホーム勤務の場合は正社員の募集はかなり少なく、多くがパート採用となります。
そのため福利厚生が整っていなかったり、残業手当がつかなかったりといったことがあっても、条件がある程度よければ仕方なしに仕事を続けているというケースもみられます。
しかしそういった施設の多くが、慢性的な人員不足を抱えていたり、スタッフが不満を抱えていたりするもの。
これでは仕事を続けるのに支障がでてしまうこともありますから、雇用形態に関わらず採用条件等はしっかりと確認するようにしましょう。

また、採用されたあとに話が違うということでもめることのないように、面接時に気になる点は質問しておくことも忘れずに。

未資格者はスキルアップしやすい職場を

資格・ステップアップ

介護の仕事は、実際に現場で働きながら経験を積み、資格習得を目指すことができるのが魅力です。
実際に未経験・無資格でも募集を行っているところは多数ありますし、スキルアップのための支援制度を設けているところもあります。
こういった施設を選べば資格習得がしやすく、将来的な収入アップも見込めますからぜひ積極的に活用するようにしましょう。これらの情報は募集要項に書かれていることが多いですから、見逃さないように。