【女性の転職事情】未経験でも事務で働くたった1つのスキル!

前職と全く違った職種に就きたいと思っても、募集欄の応募条件に「経験者のみ」「経験者歓迎」といった項目で諦めてしまったことはありませんか?

この『経験者』の壁が転職活動に思わぬストップをかけ、思い描いた仕事を断念してしまった経験の人も少なくないようです。
全くの未経験で採用されるのは難しいのでしょうか?

結論を先に書くと、そんなことはありません。未経験でも転職の成功率を大幅に上げる方法があります。

「約6割が経験不問」で求人を掲載

まず始めに求人数のデータを見ると、ハローワークの事務専門の仕事は全体の約6割の企業必要な経験等の欄に「不問」と記述されています。

ただ医療事務など専門的な仕事もそうですが、一般的な事務の仕事でも『何らかのスキル』を必要としている企業は増えてきています。
ではどういったところがスキルや経験とされるのでしょう。

パソコン操作のスキルは必修

パソコン操作

必要なスキルはパソコンの基本操作です。

多くの求人情報には「経験不問」と合わせて企業は圧倒的にパソコンスキルに関する内容を書いています。

エクセル・ワード・メールのほかにも、詳しく初級・中級、表作成・フォーム作成ができる人と書いている企業もあります。

この「パソコンの基本操作ができる方」という言葉が、自分ではできると思っても該当しているか不安な人もいると思います。

企業の書き方で判断する上で「パソコン操作・エクセル・ワードができる方」と書いていれば、それはほぼ日常使う基本的な操作を意味しています。
中級以上であれば、表作成、一太郎、定形フォームでの入力などと、さらに詳しく書いています。

派遣会社の場合
派遣会社では登録するときに面接と一緒にどのくらいパソコンのスキルを持っているのか簡単なテストが行われます。
タッチタイピングの的確さ・速さ、ワードでの文章の作成、エクセルでの関数を使用しての表作成など。これによってある程度、求職者のスキルを判断します。

全くエクセルやワードができない状態でも、もちろんあなたの人柄や面接の良し悪しで採用されることはあります。

しかし、入社後なんかしらパソコン業務を課せられるようになることは多いので、そのときに苦労しないよう事前に勉強するに越したことはないでしょう。

独学でも十分可能な学び方

さてスキルをつけたり勉強するにしても、わざわざスクールに通う必要はありません。まずは簡単なことでもパソコンに慣れましょう。
インターネットで「エクセル」「ワード」の文字で検索すれば、たくさん解説しているサイトはいくつもあるので、そういったサイトを空いた時間に目を通すだけでもいいでしょう。少しづつ操作に慣れていけば十分です。

本もたくさん出版されていますが、パソコンの画面上で見比べながらのほうが、慣れるし学びやすいと思います。

これだけはオススメ!

ぜひやってほしいこと。それはキーボードを見ながら文字を入力している人はタイピングの練習をしていただきたいです。

タイピングソフト

Photo By: Tatsuo Yamashita

タイピングの練習はすればするほど自分のスキルアップの効果が分かるものです。
これは一日10時間したからといって、できるものではなく毎日10分程度でいいので練習すると1ヶ月もすると驚くほどの効果が得られます。

モチベーションもあがり自信にもつながるので、大変オススメです!(私もそうでした!)

おすすめ!ワンポイントアドバイス
寿司打」のような、遊びながら練習できるタイピングソフトがおすすめです。
※ ご利用の環境では表示できない場合があります

パソコン画面を見ながら文字を打てると文章作成のスピードが変わってきますし、すべてのパソコン操作にはタイピングが関わってきます。

意外と「パソコン操作ができる=エクセル・ワード」と想像しがちですが、タッチタイピングの良し悪しを忘れている人はこの機会にぜひ練習してみてください。パソコンスキルの自信にもつながります。

未経験の方に助けの言葉『歓迎・優遇・尚可』

ハローワークの『必要な経験』の項目に「パソコンの基本操作ができる人」や「~な人 優遇」や「歓迎します」と記載され、その他の経験は「あればいいけど、なくてもいいよ」と言っている企業が目立ちます。

そこに『必要な経験』の項目を「不問」と答えている求人を合わせると、当社で調べたところ約5割以上の企業が、パソコンの基本ができていれば未経験でも大丈夫という結果がでました。

このように「実務経験2年以上」など年数の制限がない場合、事務の仕事では経験がなくても十分可能性がありますので、企業にアピールできるものは後悔のないようにアピールしましょう。

またアピールについても、面接の際に「できません。経験がありません。」で終わるより「現在は勉強中です。」と答えるほうが、向上心の持った人だと感じるかもしれません。なにより企業側は長く働いてほしいと望んでいることが多いので、将来的なビジョンを少しでも伝える方がメリットになります。

終わりに

未経験だから難しい。確かに専門の技術職に関して言えばそうかもしれません。

けれども、女性の転職希望で多い事務的なデスクワークに関しては、決して未経験や子育てなどでブランクがあったとしても、パソコンの基本的な操作スキルができれば選択肢が広がるということが分かったと思います。

タイピングなど毎日の少しの努力が次の転職で思わぬ効果を発揮しますので、ぜひ日頃からパソコンに慣れる習慣づけをし、転職に役立てていただければと思います。