面接は何を質問されるか分からないので、不安で緊張します。
そこで事前対策に「よくある回答例」に時間をかけ参考にする人が多いようですが、これが今の面接では大きな落とし穴となっています。
理由は2つあります。
1つ目は回答例がインターネットで飽和していること。
2つ目は面接官が「回答の先に」見ていることです。
回答例がインターネットで飽和していること
何でも答えられるように、前もって返答を準備しておくことは途方もない時間が必要です。
そこでスマートフォンやパソコンで検索し、よくある回答例を参考にするでしょう。しかし、ある程度備えても結局意味がなかった、うまくいかなったと面接に失敗するケースがあります。
面接官は“人を見る仕事”です。
昨今、インターネットにあふれている回答例を面接官が事前に見ていることが実に多くなっています。
すると「この人は考えずに答えを覚えているだけだな。」と見抜き、良くない印象を与えるでしょう。
よって、効率良く”よくある回答例以外”の準備が大切です。そこで、質問する側の「企業側」に目を向けましょう。
企業側も最低限する質問のタイプがあり、それに対する答えを「自分の言葉」で準備することにより、ある程度の面接で臨機応変に対応することができます。
当社データによる質問のタイプをまとめました。
面接の質問は5つのタイプから!
- ①経歴の質問(転職の場合)
-
- 前職の仕事内容
- 取り組んだこと
- 大変だったこと
- 勉強になったこと
- 離職の理由
- ②会社(面接先)についての質問
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- 応募した理由
- 会社について何を思うか
- 働いた後の目標
- 会社に何を貢献できるか
- ③本人(面接を受ける人)についての質問
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- 自己の強みと弱みは何か
- 人間関係の悩みの有無
- この先自身の目標
- ④世情についての質問
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- 時事ニュースを把握
- ⑤質問の有無を確認
-
- 会社に対する質問(福利厚生、雰囲気について)
5つの中で一番返答につまずくのは③の本人についての質問ではないでしょうか。
自分自身について第三者に話すことに普段慣れていないからです。
考えづらい場合は周りにいる友人や家族に自分の長所や短所を聞くことも方法の一つです。
では次に具体例を挙げてみます。
面接でよくある質問
面接の質問内容の具体例(数字は質問タイプの番号です)
- これまでの経歴を簡潔に教えてください。①
- 前職の退職理由は何ですか。①
- なぜ当社を応募したのですか。②
- 採用が決まったらどんなことを目標にして働きますか?②
- 当社で働いて何を得たいと思いますか?②
- 当社についてどう思いますか?②
- 最近の嬉しかったこと。悲しかったことをそれぞれ1つ教えてください。③
- 5年後あなたは何をしていると思いますか?③
- 最近気になったニュースは何ですか?④
- 何かご質問はありますか?⑤
このように企業目線から見て、自分の回答を準備することにより返答に上手に対応できる確立がグンと上がります。
次に回答例を参考にしてはいけないもう1つの理由をお話します。
面接官が「回答の先に」見ていること
あなたのポテンシャルを面接官は見定めている。
面接官はあなたが返答した内容から、その人の潜んでる力、可能性、成長の余地、発展性がどれだけありそうなのかを見極めています。
つまり、”よくある回答例”では当たり前すぎて、あなたの「人となり」が伝わらず企業にとっては印象に残りません。
よって先ほどの5つの質問タイプを踏まえ、自分自信を知ってもうらうように意識を向けて面接に臨んでください。
ここで、「やっぱり一般的な回答の方が…」と悩んだり、今まで本番に弱く面接がうまくいかない人にアドバイスを書きます。
面接の内容とは関係のない企業の都合
- 就職・転職がうまくいかない。。
- いったい何がいけなかったの?書類選考まで無事通過したのに・・・
- やっぱり面接試験がダメだったのかな・・・
このような悲しみにくれて塞ぎ込み、前に進む勇気が出ず自己嫌悪に陥り悪循環。
そんな経験をしたことありますか?
問題ありません。しっかりと準備をしたなら、あなたに落ち度はありません。
“これはあなたの失敗でなく面接方法が異なっていただけ”
『面接の失敗』と勘違いすることがありますが、本当は企業側の都合が多いのです。
『あなたがどんなに優れた面接をしたとしても、企業は採用する人物像・望むスキルの方向性を募集の途中で急遽変えることはよくあります。』
『あなたの魅力に嫉妬する人がいると、チームワークが乱れると考え、あえて採用しない場合もあります。』
あなた自身に関係なく、自分の失敗を追及しても答えが出ないことは多く、面接の返答に正解はないのです。一般的な回答は印象さえ残りません。人はそれぞれ多種多様なので、100人いれば100通りの答えがあっていいのです。
まとめ
事前に準備することは大切ですが、昨今の面接では、回答例は参考にできない時代になっています。
面接は企業によって異なりますので、質問する企業目線になり、自信を持ってあなたの魅力を存分に出しましょう!
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