現在では多くの人が介護の職場で働いています。しかし、まだまだ需要には追いついておらず人手不足となっている施設も少なくありません。その中でもデイサービスは、比較的介護度の低い人が利用するため、働く側としてもはじめやすい仕事といえます。
デイサービスで求められる求人の動向を知って、新たな仕事をスタートさせてみましょう。
デイサービスの求人条件は多くの人にとって働きやすい
デイサービスの仕事は、求職中の人にとって選択肢の候補となりやすく、多くの人が働きやすい条件が整っています。
例えば新卒者であっても介護に興味がある人であれば若い頃からはじめることができますし、勤務時間がある程度決まっているため、結婚や子育ての一区切りを機会に転職を考えている女性にも人気といえるでしょう。自身の親が介護を必要とする年代となって、初めて介護の職場に興味を持つケースもあるかもしれません。
経歴・職歴はもちろんのこと、性別に関わらず幅広い年代ではじめられるのがこの職業のいいところでもあります。
しかし介護の職場全体の人員が不足している原因としては、今まで全く経験したことのない職業であるからこそ、なかなか勇気を持ってはじめることができない状況もみられます。
たくさんの人を相手に介護をする以上、体力・精神力共に予想以上に負担となって弱音をはいてしまう人も少なくないのです。
デイサービスで求められる人材とは?
施設内では介護はもちろんのこと、利用者さんとのコミュニケーション能力が多く問われます。
どの程度の利用者さんがいるかは施設によって異なりますが、多いところであれば100人以上を一度に対応することもあります。
その中でスタッフは、利用者さんが楽しい時間をすごせるように最大限振る舞う必要がありますから、明るい性格、優しさ、ユーモアさなどがあると喜ばれるでしょう。
ただし、スタッフ皆が普段からそういった性格というわけではなく、仕事だと割り切って振る舞うケースも意外に多いもの。その場の状況に合わせ、自分がどう振る舞えばいいのかを見極め、柔軟に動ける人材が求められているのです。
介護の職場に慣れていないから不安だという人は、まずは小さなデイサービス施設からはじめてみるのも良いでしょう。これなら対応する利用者さんの数も少なくてすみ、名前を覚えやすくなり、ひとりひとりとのコミュニケーションも深くなるはずです。
特化型デイサービスの求人は多い
近年では、リハビリ特化型デイサービス、入浴施設特化型デイサービスなど、ひとつのジャンルに特化したデイサービス施設が増えています。
特に前者は要介護の頻度を減らして自立生活を向上させたい人に人気で、一般的なデイサービスよりも短時間ですみ、かつ高い効果が得られる内容となっています。
介護保険が適用されるため低額で利用できるのも魅力のひとつで、普段からコミュニケーションをとる機会が別にあるものの、運動能力に不安を抱える人なども手軽に利用しやすいのです。
このような特化型デイサービスは通常のデイサービスよりも仕事内容に特徴が出やすく、求人も多いのが特徴。リハビリに関わる専門的な資格を持ったスタッフを募集していることもあるので、気になる人はぜひチェックしてみましょう。