どんな職業でも「職業病」と感じてしまうようなものがありがち。
自分でそれを自覚しているひとも多いですが、それが私生活においてプラスになることもあれば逆にマイナスになることもあります。そこで今回は、ケアマネージャーにありがちな職業病についてご紹介しましょう。

介護職にありがちな腰痛

腰痛の画像

介護の仕事は体力をかなり使いますから、肩や腰を痛めるケースはかなり多いもの。
力の入れ具合などコツをある程度覚えることで飽和できることもありますが、介護が必要な人の体格や体型はさまざまですから、なかなか自分の思うようにはいかないのが現状です。

ケアマネになればこれら体力仕事から解放されて主にデスクワークをすることになりますが、それでも腰痛は治らないという人も少なくありません。
特に今まで身体を動かす仕事をしていた人が急にデスクワークになると、逆に体調を崩してしまうことも。
使う筋肉なども異なってきますから、以前とは違う痛みが感じられることもあります。
定期的にストレッチやマッサージをする、姿勢を見直す、休憩を入れるなどしながら、上手に身体の痛みと付き合っていく必要があるでしょう。

他人をつい観察・分析してしまう

ケアマネージャーはその人に合ったケアプランを作ることが仕事ですから、他人の身体的特徴や性格、趣味などさまざまな情報を聞くことになります。

実際に本人やその家族から教えてもらう情報以外でも、実際に自宅へ訪問して気づいたこと、外見上でわかることなどもたくさんあるはず。
なかには本人が自覚していないことを、ケアマネージャーが長年の経験や勘から察することも少なくありませんから、他人を観察・分析するような高い能力が求められるのです。

観察

他人を見る能力は見る対象が多ければ多いほどいいでしょうから、それがプライベートにも影響してくるともあるでしょう。
もしかしたら友人や知人だけでなく、外でたまたますれ違った人や相席になった人、お店の店員さんなど、どんな人でも気になる性格になってしまうかもしれません。

職業病ならではの失敗談と成功談

ついつい他人を観察・分析してしまうと、人とのコミュニケーションがうまくいく場合もあれば逆効果となってしまうことも少なくありません。
なかには自身のお見合いや合コンで、相手の性格を客観的に見極めることができずに、良縁にめぐり合えないなんていうことも。

成功談・失敗談

円滑なコミュニケーションをとるためには、たとえ観察・分析をしたとしてもそれをすぐに口や態度に出してしまわないように気をつけましょう。

逆に家族や親戚などで介護の必要が出てきそうな人がいる場合は、その能力が率先して活かされるようになるのです。

職業病はその職業に真剣である証拠

職業病が普段の生活でデメリットとなると感じてしまう人もいるかもしれませんが、それだけ自身がケアマネという職業に真面目に取り組んでいる証拠でもあります。

他の人にはできない経験をしているのですから、職業病に悩まされても仕事に誇りを持って取り組んでいきましょう。
ケアマネの仕事で得た経験は将来的にも決して無駄になることはないはずです。