こんにちは、毛利です。
先日のこと。知人が「この先、AIに仕事を奪われないか心配で…」と言ったことから、未来の職業について話す機会がありました。
多くの人に関係ある話ですが、自分の仕事が将来なくならないか…気になりますよね?
それで、その「AIに代替えされにくい職業」というテーマでよく話に上がるのが、人と直接コミュニケーションをとる仕事です。
中でも悩みを聞いたり、相談に乗ったり、提案する分野は、状況によって内容が異なるので将来的に無くなりにくい仕事だと言われています。
そこで、人と関わる上で役に立つ “心理学” について将来を見据えて話しました。
心理学は柔軟性があり、さまざまな仕事と掛け合わせることができます。
セッションで「今後の仕事に活かせそう!」という声をいただいたので、話した内容をシェアします。
心理学を生かす仕事「心理カウンセラー以外の職業は?」
まず心理関連の資格(職業)には、心理カウンセラー・職業臨床心理士、公認心理士といったものがあります。
求人でよく見られるのはデイサービスのスタッフであったり、保育士、スクールカウンセラーなどです。心理学を生かす求人は、現在のところ教育の場や福祉職で必要とされるケースが多いです。
ではこういった心理カウンセラー以外での仕事は、どのようなものがあると思いますか?
心理学が役に立つ仕事で、なおかつAIに代替えされにくい点に目を向けてみましょう。
職業の選択肢はグッと広がります。
心理学を生かす「AIに仕事を代替えされにくい」職業や働き方は?
AIに代替えされにくい仕事とは、日々決まった業務を行うのではなく柔軟性が求められます。
心理学が役に立つ 且つ AIに代替えされにくい仕事は、コンサルタントやマーケターなどが例として挙げられます。
ほかには講師やコーチング分野も心理学を生かすことができるでしょう。
理由は心理学が学術的な裏付けとして活用できるからです。
人の行動や思考を予測することが重要なマーケティングでは、行動心理学が役に立ちます。
リサーチしたデータや経験値と合わせて、心理学という点からもアプローチするWebマーケターやWebデザイナーは重宝する存在です。(今でもUIやUX設計において非常に有効です。)
「人は、こう思考するだろう。」という予測を、あらゆるデータと心理学にもとづき計画を立て、業務を遂行する。このような仕事に対する考え方は今後も広がっていくでしょう。
マーケティング業務なら、人事や広報といった職業でも活躍できますね。
また営業職や日常会話でも活かすことができます。次をご覧ください。
たとえば心理学用語で有名なIメッセージ
Iメッセージは自分を主語にした言葉の伝え方で、心理学用語のひとつです。
「あなたは〇〇だ」ではなく、相手に「私(I)は〇〇と思う」と言い伝えることで会話を円滑に運ぶ方法として用いられます。
たとえば頼みごとをしたい時
相手に「〇〇してほしい」や「〇〇してください」と言うと関係性によっては、物事を押し付けられて(面倒だな…)と相手が感じたり、(責められてる…)と感じて反発を生む可能性があります。
しかし、Iメッセージでは「〇〇してくれたら私は(I)嬉しい。」という表現になり、相手の行動や思考を尊重したままで会話を進めることができます。
「私」を主語にして自分の気持ち伝えるため、相手が聞く耳を持ちトラブルを避けやすくなります。
他にも例をあげると、「あなたは真面目だよね」と言ってしまうと、相手の性格を決めつける表現にもなります。
しかしIメッセージを活用すると「あなたの真面目なところが、私は良いと思う。」といったように自分の気持ちを同時に伝えることができてポジティブな印象を与えます。
このようにビジネスで使う心理学のひとつIメッセージは、人とやり取りする上で大変役に立つのです。
心理学は人に伝えたいことを適切な表現で伝えたり、時には相手の気持ちに寄り添い痛みを受け止めることもできる大きな武器となります。
心理学と職業を掛け合わせる「〇〇×心理学」で、フリーランスで活躍
現在の職業と心理学を掛け合わせると働き方も広がるでしょう。
たとえば「パーソナルトレーナー×心理学」や「家庭教師×心理学」といったように、多角的な視点からアプローチをしたり新たな肩書きを生むこともできます。
心理学の分野で求人を探すだけではなく、これからは副業やフリーランスとして「個」を出して活躍できる時代です。
現在でもクラウドソーシングで心理学に関わる仕事をしている人は多くいます。
もし「将来、AIに仕事を奪われないかな…」と不安がある人は、心理学を生かして今後の働き方に生かしてみてはいかがでしょうか。
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