歯科衛生士の専門学校のときの友達のあいだで、私の現在のフリーランスの働き方が話題に出たらしい。
先月のことです。
久しぶりに学生時代の友人ナギから連絡がありました。
「異業種に転職したい」
ナギは歯科衛生士を目指した仲間で、当時はよく一緒に遊んでいました。今は住んでるところが遠くて会う機会がなかなかないのだけれど。
そんな彼女からの連絡で他愛のない話をしていたところ、どうやら職場のことで今後の働き方に悩んでいる様子。話を聞くと「異業種に転職したい」と彼女はいう。
それで話題は仕事の話に移り「今って歯科医院を辞めて個人で仕事してるんだよね?」「ちょっと相談に乗ってくれない?」と、私の働き方も踏まえて話をしてみました。
歯科衛生士から異業種に転職は、どんな道があるのか?
彼女はこの先、歯科衛生士ではなく別の形でキャリアを積みたいと考えていました。
とはいっても、そんなバリバリに働きたいというわけではないけれど、収入面や結婚、出産など人生の分岐路を考えると悩ましいとのこと。
「この先、休職して、それでまた仕事に復帰することを考えると歯科衛生士じゃない道に進みたい。」
「まぁ、先の話なんだけどね。でも動くならやっぱり早い方がいいじゃない?」と。
この気持ち、分かります。
私は結婚の予定はありませんが、彼女の状況を詳しく聞くと職場の待遇にも不安はあるだろうし、なにより「将来このままでいいのかな…?」って、私も悶々と考えていましたから。
そのことに触れてる記事はこちらです。
そう、雇用されている限りは環境を変えないと大きく状況は変わらないんです。
それで彼女は異業種に転職を考えてるとのことで、この先はどんな道があるのか?と話しました。
その時のことを整理すると、次のようになります。
歯科衛生士を活かす仕事か、活かしながら別の働き方にシフトするか
歯科衛生士から他の業界に転職する場合は、3種類に分かれると思います。
- 全く違う業界に転職
- 歯科衛生士の資格を活かして歯科医院とは別の勤務先に転職
- 歯科衛生士の知識を活かしつつも今からでも始めやすい異業種にチェンジ!(←私に近い)
思いつく働き方は、下のような感じ。
1.全く違う業界に転職する場合は?
これは転職エージェントやハローワーク、求人サイトを頼るケース。もしくは何かしたい仕事があるなら、一から学ぶ必要があります。
2.今働くクリニックとは別の勤務先に転職なら?
現在のところ考えられる転職先なら
- 将来的にキャリアチェンジが見込める歯科医院
- オーラルケア製品に関わる会社で商品開発など(新卒採用が多いか?)
- 病院、保健所、介護施設
といったところでしょうか。
事務職で働きつつデスクワークを経験して、それからステップアップする道もありますね。
3.経験を活かしつつ始めやすい異業種なら?
↓どれか一つに力を入れたり、収入源を分けている人もいる。
- 講師(今、仕事の幅が広がってるなぁと実感)
- 歯磨き教室・オンラインの相談・アドバイザー
- 美容や健康メディアのWebライター
- フリーランス歯科衛生士
このほかにも、歯磨きに関するアドバイス兼シッターや、家事代行という働き方もあったり、YouTuberやブロガーで広告収入を稼ぐ方法もあります。
講師もオンラインで需要がありますし、歯科助手になりたい人を対象とする講師や、サラリーマンを対象に仕事している人もいます。
歯並びや表情筋の知識などを組み合わせ、シワやたるみの改善する教室を開いている人もいます。
このような “スキルを組み合わせる” という働き方は将来的に明るく、いま選択肢が広がり中。というのが私の考えです。
歯科衛生士の仕事はつぶしが利かない仕事と思われてる、そんなイメージもあるかもしれないけれど、時代が変わると働き方は変わりますよね。
わたしの感覚では今後、歯科衛生士は伸びる!と感じています。歯って生活に絶対に必要なもので、さまざまな職業にも関わってくる仕事なので。
友人のナギとの話に戻しますが、こんなふうに異業種に転職するケースを話していると、「OKURA(私の愛称です)は、どうやって今の働き方になったの?」と聞かれました。
転職もいいけど歯科衛生士からフリーランスになるのも良いよって話
友達にとっては今のわたしの働き方は珍しいようで、歯科衛生士の仲間のあいだで話題に出たようです。
わたしは今、フリーランスでライターやマーケターなど幅広く仕事をさせてもらっています。
それで「フリーランスってすごいよね!」と褒めてもらって、「いやいや、みんなが想像してるような独立うんぬんではないよ」と軽く訂正しておきました。
事実、わたしは歯科衛生士として「こうありたい!」みたいに意識高く独立したわけでありません。
「1日のうちで費やす時間をもう少し好きなことに使いたいなぁ」と思いながら、副業で少しずつ今の形に落ち着いたんです。
だから歯科衛生士と関係ない仕事が増えてきたけど、好きにいろいろ楽しみながら個人で働き生計を立てています。
こちらにも書いていますが、「週5日も働くことが、まず人類には無理ゲーなのでは…?」という気持ちもありましたので。(疲れてたんですよ…。笑)
それで、最初は歯科衛生士をしながらwebライターに挑戦して、それからブラッシングを教えながら家事代行みたいな仕事もしました。
クラウドソーシングでいろんな仕事を見て、自分にできることを探したのがきっかけです。ご縁あってボイスコのお仕事ももらえたり、個人で仕事を始めると生き方がガラっと変わるんですよね。
相談にのっていると、最初は「フリーランスって想像つかない」と言っていたナギも、雇用されてる働き方しか知らないから転職しか頭になかったけど、「たしかに、個人で何か仕事を始めるのって良さそう!」と言っていました。
やっぱり歯科衛生士から異業種に飛び込むことにも不安があったようで、そこで私の話を聞いてみたいと思ってたらしい。
別の業界にいくより、まず今の自分にできることを増やしならが働き方を変えていくのも、「精神面を安定させる意味でもありだな~」と気づいた。という感じです。
今、歯科衛生士から転職を考えているなら何ができる?
今は数年前と比べると副業を始める敷居も低くなっています。
たとえば未経験でライターとか代行業に転職するのって難しいと思いますが、副業からだといくらでも案件があります。
だから、まずはクラウドソーシングとかで経験を積み、個人でできる仕事を増やす方が異業種へのロードマップ的に近道じゃないでしょうか。
こんなふうに、歯科衛生士から異業種に転職もいいけどフリーランスも良いよって話をしました。
それでは、また~!
※ 関連ページ