知って損しない!バイト辞めたいとき【事前に見る情報】まとめ

バイトを辞めたがって頭を抱える女性

バイトを辞めたいと思ったときに事前に知っておきたい基礎知識や、辞めるときによくある具体的な悩みをまとめています。

ぜひアルバイトを辞めるときにご活用ください。

目次
  1. バックレて訴えられるリスクは?
  2. バイトはいつでも辞めていい?
  3. 辞めさせてもらえない
  4. 嘘の理由を言って辞めてもいいのかな
  5. 「辞めたい」と伝えるタイミング
  6. 辞める前に確認しておく「3つ」のこと

バイトを今すぐ辞めたいときに知っておきたいこと

バックレて訴えられるリスクは?

今すぐバイトを辞めたいのですが、バックレたら店長に訴えられますか? どうすればいいでしょうか? 

アルバイトがバックレたことでお店に損害が生じた場合、訴訟に発展することはあり得ます。
しかし訴訟は時間や金銭面において労力を費やすため、損得勘定で考えた場合は経営者にとってマイナスになることも多く「訴えようと思えば訴えられるけど……」といったケースが現実的に多いでしょう。

ただここで重要なのは、「バックレると訴えられる?」という悩みにおいて、いくら考えてもネットで情報を探しても、結局は時と場合によるもので、(自分の場合はどうなんだろう……)という答えはどこにもありません。
バックレはお店側・ばっくれた側のどちらにとっても良い方向には向かわないので、きちんと「○月○日に辞めます」と伝えてから辞めましょう。

バイトはいつでも辞めていい?

バイトは辞めたければすぐ辞められると聞きますが、いつでも辞めていいんですよね!

アルバイトだから……という理由でバックレたりすぐに辞める人は多いですが、民法上2週間前には辞める旨を伝えておくべきです。アルバイトだからといって “いつでも” 辞められるわけではありません。

また、いらぬトラブルを招かないように最低でも一ヶ月前には「辞めたい」ことを伝えるのがマナーです。

辞めさせてもらえない

腕を組む店長

辞めたいと言っているのに店長が「代わりのバイトが入ってきたらね~」と言って辞めさせてくれないです。バイトを募集している感じでもないし、これって辞められるのでしょうか?!

民法上「期限の定めのない雇用契約」において、辞表を出してから2週間で辞められることが法的に認められています。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

[出典]民法第627条 – Wikibooks

店長などの雇用者がなかなか辞めさせてくれない理由について、詳しくはバイト辞めたい? 【引き止める理由を、本音を隠さず話します】に説明していますが、本当に辞めたいのなら「○月○日に辞めます」と明確な日にちを伝え「退職届」を提出しましょう。それでも、受け入れられない場合は労働相談センターにいきましょう。

総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省

辞める手続きを取っているならば、法律上引き止めることはできません。辞める側に選択権があることを知っておきましょう。

バイトを辞める理由

嘘の理由を言って辞める

人間関係がめんどうで、辞めようかと考えています。バイトを円満に辞めるために嘘の理由を言うのはありでしょうか?

たとえば「引越しするのでバイトを続けるのが難しいです。」といった嘘をついてしまい、それがバレて後々嫌な思いをする事もあるかもしれません。しかし、場合によっては本当のことを伝えることで人を傷つけたり面倒なことに巻き込まれる状況だってあるでしょう。

この場合は嘘をつくのではなく、自分の身の安全を守るために無難な理由を伝えるのも1つです。

  • 学業に専念するため
  • 家庭の事情により続けるのが難しい
  • 就職のため

併せてCheck!!

バイトを辞める言い方3例「思わず納得! 店長の立場より」

「辞めたい」と伝えるタイミング

言うきっかけが難しいです…。なかなか辞めたいと伝えるタイミングがありません。社員の人はいつも忙しそうなので、正直怒られるんじゃないかと怖いです。

バイト先によっては辞める旨を伝えるのに勇気が必要な場合もあるでしょう。
しかし当たり前のことですが、伝えなければ辞めることはできません。悩んでも仕方がないのです。

社員の方がいつも忙しそうならばタイミングをうかがうのも難しいですが、それならば「今お時間よろしいですか? 話したいことがあります。」と相手に時間を作ってもらうようにしましょう。

ちなみに…
仕事の開始直後は避けるのがベター。業務の始まりからモチベーションを下げないよう最低限の配慮は必要。

バイトを辞める前に確認しておく「3つ」のこと

あとあとトラブルを招かないように確認しておいた方がいい点を3つまとめています。

  1. 辞める日にち
    「いつ」辞めるのか認識違いが起こることもあります。「○○月○○日に辞める」と、日にちの認識を合わせておきましょう
  2. 返すものはあるか?
    制服など借りているものは返さないと、「業務上横領罪」という犯罪に該当する可能性があります。
  3. 給料はいつ振り込まれるか?
    勤めていた最終月の給料は、都合上、振り込み日が変わる可能性があります。
    (あれ…給料振り込まれていない。。)といった心配を生まないように、お金のことは事前に確認しておくべきです

バイトを辞めたいときは、焦らずきちんとした順序で辞めることが大事です。

辞める前に知っておきたいことまとめ

  • バイトをばっくれることで訴えられるか・訴えられないかは、いくら調べてもネットで情報を探しても、時と場合によるので的確な答えはない。
    今すぐ辞めたい場合でも、きちんとお店の人に伝える。
  • 民法上、2週間前には辞める旨を伝えておく。なお1ヶ月以上前に伝えておく方がベター
  • 辞めさせてもらえない場合でも、辞める権限はある。あなたにできることは退職届けの提出。労働相談センターに相談。
  • 辞める理由に嘘はつくべきではないが、正直に伝えることでトラブルを招きそうな場合は嘘はつかず無難な理由を伝えるのも1つ
  • 「辞めたい」と伝えるタイミングが難しければ、「少しお時間よろしいですか?」と、まずは相手に話す時間を作ってもらうよう心掛ける。
  • 辞めるときは「辞める日にち」「返却物」「給料の振込み日」を確認しておく

以上の点を踏まえてバイトを辞めるといいでしょう。

「バイトが辛い…辞めたい…」 心を楽にする7つの方法

スポンサーリンク