このページはアルバイトの退職届について、書き方や提出する必要性、渡すときのタイミングなどよくある質問と合わせて分かりやすくまとめています。
- 目次
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- アルバイトの退職届Q&A
・退職届けは必要? いらない?
・退職届けは郵送していいの?
・提出するタイミングは?
・退職届を出したが拒否された…
・「退職届け」と「退職願い」の違いは? - アルバイトの退職届の書き方
・退職届の用紙
・書くもの
・退職の理由
・退職年月日・日付
・印鑑(ハンコ)
・退職届の封筒
- アルバイトの退職届Q&A
アルバイトの退職届Q&A
退職届けは必要? いらない?
結論から先に言うと、あなたが辞めることに不服がなく、バイト先(会社側)から退職届を求められた場合は提出した方がいいでしょう。
一般的に雇用形態がアルバイト・パートの場合は、「○月○日に辞めます」といったように口頭で成り立つケースが多いですが、会社の運営方針によっては本社に提出したりと退職届けが必要な場合もあります。
もし退職届が必要か不要か判断がつかず、後にトラブルが起こりそうな場合は総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省などの労働機関を利用して相談にのってもらいましょう。
バイトと言えど退職届は公文書の一つなので、取り扱いには注意が必要です。
こちらも参考に…
退職届けは郵送していいの?
一般的に退職届は直接手渡しするのがマナーです。
ただしどうしても退職届を出しに行けない・行きたくない理由があり “やむを得ない” 場合は郵送するのも方法の1つ。
この場合、簡易な郵送方法では届いた・届いていないといったトラブルになる可能性があるので、内容証明郵便の利用をおすすめします。
退職届けを提出するタイミングは?
最低でも14日(2週間)以上前には提出しましょう。
民法第627条により雇用期間を定めなかった場合、退職の意思表示をしてから2週間以上経過すれば退職できるとされているので、2週間以上前に提出すればトラブルを招かずに済みます。
タイミングの補足
テレビドラマの1シーンのように、「辞めさせていただきます」と伝えながら退職届を出すのは常識的にNGです。
退職届の提出は先に口頭で辞めることを伝えてからがマナーです。
退職届を出したが拒否された…
退職の自由が民法627条により認められています。
法律により解約の申入れの日から二週間を経過すると労働契約が終了することになるので、拒否されたとしても法律に守られている以上辞める自由があります。
詳しくは民法第627条をご確認ください。
「退職届け」と「退職願い」の違いは?
退職届は「退職する」という意思表示です。原則的に提出後に撤回することができません。
そして、雇用側は”辞める人”を引き止めることができません。
退職願は「退職したい」という意思を伝えるものです。雇用側が承諾するまで、退職を撤回することができます。
“退職願い”を出すケース
バイトの給与や待遇などが改善されれば「辞めないでも良い」と考えている場合に、退職願いを出すことがあります。交渉するときに使うことが多いでしょう。
アルバイトの退職届の書き方
退職届の用紙
退職届の用紙に決まりはありませんが、一般的には無地の白い縦書き便箋が使用されます。
用紙のサイズはA4(210×297mm)、またはB5(182×257mm)で問題ありません。
書くもの
黒いボールペンまたは万年筆
退職の理由
「このたび、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職いたします。」と書けば問題ありません。
退職年月日・日付
退職理由の欄には退職する日付を書きます。
そして、1行開けて提出する日にちを書きましょう。
印鑑(ハンコ)
退職届には印鑑を押すようにしましょう。
退職の意思表示は口頭も有効ですが、後にトラブルを避けるためにも印鑑を押しておいた方が無難です。
また、印鑑はシャチハタではなく押印にしましょう。
安いものでも構いません。100円ショップに売っている印鑑でもいいでしょう。
退職届の封筒
退職届けが書けたら、そのまま渡すのではなく封筒に入れましょう。
郵便番号枠がない、白い無地の封筒を選びます。
表側に「退職届」と書き、裏側に「自分の名前」を書きます。所属部署があれば名前の右側に書きましょう。
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