さまざまな検索結果

前々回の記事 ホームページ初心者はSEOを勉強しすぎてはいけない の中でもお伝えしましたが、Googleの検索結果の品質はどんどん向上しています。

その結果われわれのような企業のホームページ担当者はSEOについて気にする必要がなくなってきています。質の高いホームページさえ作っていれば、Googleが正しく評価して検索結果の上位に表示してくれるようになっているのです。

15年ぐらい前のGoogleでは、検索した言葉とまったく関係ないホームページが上位に表示されていることがけっこうありました。これが完全になくなってきているのです。

ではなぜGoogleは検索結果の品質を高めているのでしょうか?

Googleが検索技術を高めている理由

前回の記事 Google(検索エンジン)のビジネスモデルとは でも紹介したように、検索エンジンは無料で便利な検索サービスを提供することで多くの利用者を集め、その利用者に対して宣伝したい企業の広告を配信することで利益を得ています。

重要なのは検索サービスをとても多くの人が利用するということです。

もし検索結果の品質が低く、検索した言葉と関係のないことばかりが出てきたらどうなるでしょうか?
今のように多くの人がGoogle検索を利用するでしょうか?

そうです!
Google検索の質が高いから大勢の人が利用するのです。質が低かったら誰も利用しません。

本当に世の中のネット上にある情報はGoogle検索すればほとんどが見つかります。
困ったらGoogle検索して調べろ という意味で「Google先生に聞け」みたいな俗語まで生まれました。
それだけGoogle検索が人々から信頼されているということです。

検索技術を高めて、検索結果の品質を良くすればするほど利用者が増えて、Googleはより儲かるようになる。だから今も必死にGoogleは検索技術の向上に努めているのです。

ところで、なぜGoogleなのか?

Googleについて

この記事ではGoogle・Googleとこればかり連呼していますが、検索エンジンといえば Yahoo! や Bing(マイクロソフト) などいろいろと存在します。

いろいろとあるのに私がGoogleばかり連呼している理由は、検索技術やSEOに関わることについてはほぼGoogleのことを気にしていればよいからです。

日本ではYahooのシェアも高いのですが、2011年よりYahooはGoogleの検索システムを採用しているので、検索技術の点だけ見れば実質Googleなのです。

Googleの検索エンジンとしてのシェアは、2016年時点で世界の95%(中国を除く)に到達しているというデータもあります。まさに独占状態です。
他の有力な検索エンジンでも、ロシアでYANDEX RUが30~50%、韓国でNaverが15~30%、各国でBingが数%という具合です。

※ 中国はGoogleが撤退したので、Baiduが一番のシェアを獲得しています。

この圧倒的なシェア率からもわかるように、Googleは検索技術に対して莫大な予算を投入することができます。検索品質を高めれば高めるほど儲かるのですから、それも当然といえば当然かもしれません。

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