採用サイトは必要なのか?

このところ、採用専門のホームページ(採用サイト)を開設する企業が増えています。
採用難の時勢を反映しているのでしょう。

採用専門ホームページ(採用サイト)とは
求職者に見てもらうためだけに作られたホームページ。内容は募集要項だけでなく、代表メッセージ・会社のビジョン・社員インタビューや紹介・働きやすさのPR・会社の雰囲気・描ける将来像 などなど

ここでひとつ疑問が出てきます。

(採用専門ではない)ホームページなら今もあるんだけど、その中の「採用情報」のページだけだとダメなの?

わざわざ採用専門のホームページを作る必要があるのか?という疑問ですね。

これに対する私の考えは・・・ケースバイケースです。
無難な回答しやがって と思われるかもしれませんが、本当にこう思います。

では採用専門ホームページを作った方がいい場合と、作らなくてもよい場合について説明いたします。

以下より採用専門ホームページのことを採用サイトと表記します。字数が短いほうが読みやすいため。

今のホームページとは別に、採用サイトを作った方がいい場合

まず絶対に作るべきというケースを3つ紹介します。

今のホームページを更新していない、または古すぎる

まったく更新していなかったり、また時々更新していても明らかにデザインが古すぎる場合です。
こういうホームページに対して、求職者はあまりよいイメージを持ちません。

イメージは大事です。なぜならイメージが悪いと、ホームページの閲覧者はそのホームページをすぐに閉じるのが通例だからです。
求職者にとってまだ働いてもいない企業のホームページを隅から隅まで見る義務はないわけですから、ちょっとでも違うなと思うとすぐに立ち去ります。ホームページとはそんなものです。

採用に関するページが1ページしかない

今のホームページの中にある「採用情報」ページに募集要項を載せているだけで、採用に関するページがこれ以外にまったくない場合です。

求職者を説得するのに1ページだけの情報では少なすぎます。採用に関するページをもっと増やさなければなりません。
そしてページを増やすために業者に頼む必要がある場合、どうせ費用はかかるのだから採用サイトを作った方がお得です。

働いているスタッフの写真が1枚もない

たとえば飲食店のホームページでメニューや料理はきれいな写真で掲載されているが、スタッフは写っていない。
他の業種でも、製品やサービスは詳しい説明や写真を載せているが、働いている人の写真は掲載されていない。

このような場合は、求職者が実際に働くイメージを持てません
ホームページ自体の出来がよくてもそれが顧客に対してだけで、求職者にとって参考となる内容に乏しい場合は採用サイトが必要です。

次の2つは採用サイトがある方がベターというケースです。

企業規模が大きい

企業規模が大きくて扱っている製品やサービスが多い場合、ホームページの内容もボリュームが増すはずです。そして募集職種も一つだけではないと思います。
そのため求職者からすると自分が応募したい職種の情報を探そうとしても、見つけづらい状態に陥りがちです。

なので採用サイトを作り、募集職種ごとに訴求内容を変えて、応募したい職種の情報を探しやすくなるように整理してあげると喜ばれます。
企業規模が大きい場合は、これぐらい丁寧にホームページ運営するほうが信頼されますし無難です。

顧客や取引先にあまり求人内容を見られたくない

やはりこういう場合もあると思います。

企業ホームページと採用サイトを分けて運営していれば、顧客や取引先に求人内容を見られることは ほぼないので安心です。
求職者は企業ホームページにも興味をもつかもしれないが、顧客や取引先が採用情報まで興味をもつことはあまりない。)

顧客,取引先と求職者との違い

採用サイトを別に作らなくてもいい場合

基本的に採用サイトはあって損するものではないのですが、次のような場合はわざわざ作る必要がないと思われます。

すでにスタッフの写真がたくさん掲載されている

顧客向けの情報ページであってもそこにスタッフの写真が掲載されているのであれば、それは求職者にとっても意味のあるページです。
とくに笑顔で楽しそうに働いている写真だと効果抜群です。

参考例
スタッフ写真が掲載されているHP

採用情報ページが充実している

求職者に見てもらうためのページがいろいろと用意されていて、それが「採用情報」ページに見やすく まとめられている場合。

参考例
採用情報が充実しているHP

注意

採用情報に関するページを増やしたからといって、上部のメニューバーにそれを増やすのはやり過ぎです。あくまで企業ホームページなので、メニューバーには「採用情報」が一つあれば十分です。

このようにしてはいけないグローバルナビ

人気職種なので、すでに応募がたくさんある

こんな状態の企業であればこの記事を読んでいないと思いますが、応募が増えすぎて選考がたいへんになるなど、今より応募を増やす必要がない企業は採用サイトを作る意味がないでしょう。

まとめ+関連情報

今運営している企業ホームページで、採用情報のページが充実していれば問題ないのですが、そうではない企業も多いのではないでしょうか。

そういった場合は、やはり採用サイトを作った方がよいといえます。

企業ホームページの採用情報ページを増やすことで対応したい場合は、この記事で紹介しました デイサービスげんきグループ のホームページをぜひ参考にしてください。

関連情報

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詳しくは、採用サイトを無料で作ろう! 完全無料の便利なサービス5選 をお読みください。

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