差別化して抜きんでる

今後ますます弁護士の先生方は、集客にWebを利用することが予想されます。
弁護士の数が人口比で日本の10倍以上いるアメリカでは、Webでうまく集客できない弁護士は淘汰され始めています
そのためアメリカの弁護士は必死でWeb集客を実践しています。

アメリカで起こったことはいずれ日本でも起こるとよく言われますが、日本の弁護士業界も例に漏れずこの運命を辿るでしょう。

Web集客は一日でも早く始めた方に分があります。
ただ、この業界は皆が皆Web集客に取り組むので、他と同じ方法では差別化しにくく埋もれてしまいます。
抜きん出るためには、他者とは違う方法を一日でも早く実践する必要があるのです。

以下に、ほとんどの法律事務所がまだ取り組んでいない具体的なWeb集客の方法を5段階ステップで紹介します。
もしこの方法を実践している法律事務所が既にあったとしても、同じ地域でない限り競合にはなりにくいので気にする必要はありません。
自分の商圏地域でまだ誰も実践していないなら、すぐに取り組むことをお薦めします。

※ とても長い説明文ですので、時間をかけて少しずつ理解しながら読んでください。

ステップ1:まずは作るホームページの全体像を把握する

「他とどこが違うんだ?」と聞こえてきそうですが、一般的なありきたりの法律事務所のホームページを作るのではなく、顧客の悩みに特化した専門サイトを開設します。

そして、悩みのジャンル毎に専門サイトを次々と増やしていきます。
最終的にそれらのサイト群がひとつとなって「法律に関する巨大Webメディア」となります。
さらに、このWebメディアの先頭に事務所のホームページを乗せます。こうすることで超強力な集客できるサイトが完成します。

図で表すとこうなります。
集客できる法律事務所HPの構造

事務所のオフィシャルHPの下に、ジャンル毎の専門サイトを展開させるという構造です。

なぜ、こんな面倒なことをするのだ!?
時間も予算もないのに、そんなにいろいろ作れるわけないだろ!

これらの意見もわかるのですが、差別化するには他者がやらない取り組みがどうしても必要になります。
またこの構造を採用すると、長期的な視点でとても大きなメリットがあります。

ジャンル毎の専門サイトを展開するメリット

  1. 同じドメイン(例でいうとabc-law.jp)の下にコンテンツを集中させていくことで、強力なSEO効果が得られる。
  2. 結果として事務所のオフィシャルHPそのものが上位表示するようになり、無料で集客できるようになる。
  3. ジャンル毎に違うデザインにすることで、それぞれに最適化したナビゲーションを設置できる。
  4. ブログだと更新し続けなければ効果が下がるが、この構造の場合完成した後はほぼ ほったらかしでOK。
  5. 長期的に見ると、ほとんどコストをかけないで集客してくれる頼れる資産となる。

1.と2.について

できるだけコストをかけずに集客するには、Googleなどの検索エンジンから自然流入でホームページに訪問してもらうのが一番です。
そのためには、SEO対策をして上位表示させることが必要です。
先生方がご存知の 弁護士ドットコム は弁護士や法律に関する巨大メディアであり、だからこそSEOでも強く上位に表示されています。

先生方も巨大Webメディアを保有することで、コストをかけないWeb集客が可能になります。

※ 巨大Webメディアを作れるのは大企業だけではありません。個人でも然るべき方法で取り組めば可能です。

3.について

ジャンル毎に違うデザインを採用したほうが、成約率が上がります。
ネット検索する人は訪れたホームページを0.5秒で自分に必要な情報であるかどうか判断します。そして違うと判断するとすぐに立ち去ります。

離婚問題について調べている検索者が、次のどちらを支持するでしょうか?

  • 離婚問題・債務整理・労働問題・交通事故…といろいろな情報が目に入ってくる法律事務所のHP
  • 離婚時によくある問題を隅々まで解説した専門のサイト

私は後者だと思います。前者のようなサイトは今後はありきたりになると予想されるからです。

デザインを分けることで、ナビゲーション(ホームページ内で設置されているボタンのこと)も最適化できます。
債務整理について調べている人と、労働問題を調べている人では、押したいボタンは違うはずです。検索者ひとりひとりのことを考えて作られた専門サイトが結局はSEO的にも強く上位表示されるのです。

4.について

一般的な法律事務所のHPでは、ブログという形で法律に関する記事を次々と公開する・・・このスタイルが多いです。
ブログ運営はその性質上、記事を公開し続けるとアクセスが集まりやすくなります。

ただ、どの法律事務所も同じようなブログ記事を公開しますので、自分の記事が埋もれやすくなり、結果アクセスを集めるのが難しくなります。

戦略的にジャンルを分けた専門サイトはSEOに強いので、情報を更新する頻度も少なくて済みます。
空いた時間を弁護士本来の活動に当てることができます。大きなメリットです。

5.について

時間と対価のバランス

このようなサイト群を作るのは時間がかかりますが、SEOに強い構造にすることで費用をかけない集客が可能となり、支払った時間的価値は後で十分取り返せます。

SEOに強いと、Googleなどの検索結果で上位に表示されやすくなります。今回紹介しているサイトの構造は次のように上位表示されます。

  • ABC事務所のオフィシャルHP・・・「弁護士 地域名」などで上位表示
  • 離婚問題の専門サイト・・・「離婚 慰謝料」「離婚 親権」などで上位表示
  • 債務整理の専門サイト・・・「債務整理 信用情報」「債務整理 自己破産 比較」などで上位表示

幅広いキーワードに対して上位表示できるようになるので、オフィシャルHP単独で上位を狙うよりも効率が良くなります。
自動で継続的に集客してくれるサイトはまさに資産と言えます。

第1ステップはあくまで総論

ここまで全体像について紹介しましたが、これはあくまで将来の完成形です。
一度に巨大メディアを作ることはやはり難しいです。コツコツと積み上げる必要があります。
次の章から、この完成形に近づくための実践できて回り道しない方法を紹介します。

ステップ2:最短で、信頼されるオフィシャルHPを作る

やはり最初に必要なのは、オフィシャルHPです。専門サイトは後から作ります。

このオフィシャルHPは単独では集客力を持ちません。ですので、最初のうちは外部サイトから見込み客のアクセスを引っ張ってきます。
ただせっかく引っ張ってきた見込み客を逃がさないためにも、オフィシャルHPは信頼感あふれるものにし、第一印象を良くしましょう。

信頼感のあるHPの作り方は、別記事の 集客できる税理士事務所のホームページの内容を最短で作る方法 を参考にしてください。弁護士ではなく税理士向けに書かれた記事ですが、要所は同じです。

また、このオフィシャルHPを作る際に一つ注意点があります。
それはデザインの細かいところまでこだわり過ぎてはいけないことです。

ホームページは最初に作ってから長い年月をかけて改善し運用していくものです。最初にこだわり過ぎても、後で必ず変更したくなる箇所が出てきます。
ナビゲーションの配置など最適なデザインというものは運用していく中でブラッシュアップされるものです。初めから分かるものではありません。時間とお金の無駄になるので、デザインにはこだわり過ぎないでください。

ホームページはWordPress(ワードプレス)というものを使って作成することを強くお薦めします。
理由は後でデザインなどの変更を行いやすく、長期的に見て一番費用がかからないからです。デザインを変えても、中身の文章は変わらないためデザインを気軽に変更できます。

WordPressとは・・・Webの知識がなくても、中身の文章さえ用意すればサイトを作成できる無料のシステム。

ステップ3:外部サイトからアクセスを集める

アクセスを集める

ステップ2で事務所のオフィシャルHPを作りましたが、まだこの段階ではアクセスは集まりません。
外部のサイトに情報を登録し、検索者=見込み客のアクセスを引っ張ってくる必要があります。

集客できるサイトとしては「弁護士ドットコム」が有名ですし、実際に最も集客力があります。ただ、弁護士ドットコム内の目立つ位置に掲載するには有料プランを利用する必要があります。
できればあまり費用はかけたくないので、別記事 無料で掲載できる弁護士検索サイト4選 で紹介するサイトなども利用してアクセスを集めましょう。

このステップ3で重要な考え方は、集客につながる経路はいくつあっても良い ということです。

ステップ4:ジャンル毎の専門サイトを作成し始める

一番注力したい分野の専門サイトを作り始めましょう。
ここでもWordPressを使って、サイトを作ることをお薦めします。
ポイントは、オフィシャルHPのすぐ下の階層(ディレクトリ)に、この専門サイトを作ることです。

例:)オフィシャルHPが https://abc-law.jp/ の場合、専門サイトは https://abc-law.jp/○○○○/ となる。

このような構造にすることで、このabc-law.jpのドメイン全体に対してSEO効果が行き渡ります

内容については参考になるサイトとして、
離婚弁護士相談広場 があります。

離婚弁護士相談広場のcap

上の画像のナビゲーションでは一番右が「弁護士を探す」となっていますが、ここを「弁護士に依頼する」に変更して、先生の事務所のオフィシャルHPにリンクさせます。

検索者=見込み客は、先に専門サイトの記事を読んでいるので、ある程度その問題について知識を得たということになります。
記事を読んで納得した上で弁護士に依頼してくるので、ミスマッチを減らすことができます。これも専門サイトを作る一つのメリットです。

ステップ5:専門サイトの数を増やしていく

ステップ4で専門サイト作成のコツを掴んだら、あとは数を増やしていくだけです。
集客したいジャンル毎にどんどんサイトを増やしていきましょう。

そして余力があれば、SNSなども利用して検索者との交流を増やしたり、情報発信頻度を高めると効果的です。
ステップ5の段階までくれば、先生ご自身のWebマーケティングのスキルはかなり向上しているはずです。

ここで紹介していない他の方法も、挑戦しやすくなっていることでしょう。

今回紹介した方法を実践するにあたって

この記事ではおおまかな方法を紹介しています。
ですので、各ステップにおいて実際にどのように進めればいいのかは後日に別の記事で紹介したいと思います。

また、WebコンサルタントやWeb制作会社のアドバイスを受けながら作成することも必要になってくると思います。
弊社でもアドバイスやサイト構築に関するご相談は承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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