僕は数年前にバンドを解散し、音楽活動をやめて就職の道を選びました。
音楽か就職か。
絶対にどちらかを選ぶ必要はないけれど、同じような悩みを持つ人っているんじゃないかな。
振り替えってみると、今の時代なら「こういう方法もあったかな?」という気持ちを吐露しながら、僕の体験を踏まえて悩む人の参考になればと思います。
働きながら音楽活動を続けていくのは難しいか?
働きながら音楽活動をすることって、それ自体はシンプルなので難しいわけではありません。
でも、人間なので「結婚かぁ」とか「あいつも就職か…」とか、家族の理解や年齢の悩み、バンドを組んでいたらその仲間との折り合いなど多くの考え事が増えてきます。
みんな人それぞれに抱えているものが違い、熱量も違うから。夢と現実の葛藤だらけです。
だから働きながら音楽活動をするのって、そうシンプルにいかないことも多い。
長いこと活動していたバンドが解散したり、一緒のステージに立った人が去っていく寂しさ。いろんな感情が芽生えます。
そして僕も同じ。
30歳までは自由にすると決めていて、バイトをしながら「音楽で生計を立てたい」と夢を追い、そして年齢のリミットがきて就職しました。
当時の僕にとっては、年齢で期限を切って今後の道を決めるのが最も良いと思ったからでした。だから解散しました。
でも、こういうのは人の数だけ選択があり、仕事の在り方から何から違ってきます。就職以外の選択肢もあっただろうし。
ひとえに働きながら音楽活動を続けていくとはいっても、現代は生き方が多様化しています。
リモートワークもあるしYoutubeなどのプラットフォームもある。音楽活動のやり方も数年前よりもっと複雑になっています。
だから、
・音楽の目的・目標は何か?
・どれだけ音楽に比重を置くか?
この辺りの気持ちを整理したり、仲間と話し合っていくことがとても大事だと思います。
今後の活動方針に影響するからこそです。
この点を掘り下げてみます。
音楽をする上での目標は?
例えば音楽をする目的。目標とするもの。人それぞれありますよね。
- ソロやバンドなど、自分のしたい音楽で食べていくのを目標とする
- 音楽に関わることで生計を立てることを目標とする
- 音楽を続けていくこと自体が目標
当時の僕のバンド活動の場合、「続ける・解散」の二択でした。
でも今の時代は、2や3のような音楽をやめないために活動方法を変化していくスタイルが、やりやすくなってるなと感じます。
半年に1回のライブを楽しむことを念頭に活動するなど、解散しないで音楽活動を続けること自体を目的にする。という具合に。
趣味としてなら家族の理解も得られやすく、好きな音楽を続けやすい。
今でこそ思いますが、どういう形であれ好きな音楽を続けていくのって輝かしく見えます。そして羨まくもあります。
僕の場合はメンバーも散り散りで遠いところに住んでたり、当時の仲間と物理的にライブができないのが現状。
だから音楽を続けるのって環境的に可能かどうかも難しいので、その点でも音楽との向き合い方や目標をある程度見定めておくのが「後に後悔が少ないよな。」と思います。
面倒な悩みだけど音楽が好きだからこそ、です。どこかのタイミングでしっかりと考えておく方が絶対にいい。
人生の中でどれだけ音楽活動に比重を置くか?
例えば、音楽を一番に考える。その上で仕事を選ぶ。という人もいますよね。20代前半の頃の僕はこの考え方で活動していました。
それから歳を重ねると共に心境に変化があり、僕は「〇〇歳まで」と活動期限を決める方向にシフトしました。
同じように周りのバンドもどんどんと解散していったわけです。
いつもライブハウスで人気だったバンドも、尖っていたあの人も、多くの人が去っていきました。
そういうシーン1つ1つが音楽であり人生ですが、長い目で見て音楽活動における比重を変化させながら、先にも書いた音楽活動をやめないことを目的にしてもいいじゃないかと思います。
ふと思い立ってライブしてもいいじゃないですか。
音楽を続けることが目的だと、自分達の好きな音楽をブラッシュアップもできるし、積み重ねることもできる。
なにより、やめなければ自由に音楽をもっと楽しむこともできるのでメリットも多い。
SNSで活動内容を発信することができる今の時代だからこそ、続ける価値も高くなっているのではないでしょうか。
またネックとなる仕事にしても、この数年で働き方が変わりつつあるからこそ音楽活動に向く仕事についてはふり幅が広がっていると感じます。
もっと多様化する社会になる。
そう考えられるから、今後は今以上に仕事と音楽を両立させやすいんじゃないか?と僕は思います。
働きながら音楽活動をするために向いてる仕事は?
現代では音楽と仕事を両立させるなら、どんな働き方があるだろう。具体的に音楽活動をする上で向いている仕事は何があるだろう。
いくつかまとめます。
■クリエイティブな仕事
映像制作をする仕事。
Youtube動画の編集など比較的フリーランスで仕事をとりやすいことや、発信者と繋がるという点でもメリットがあるのではないでしょうか。
制作スキルを上げてMV制作に携わるという方向性もあり。クリエイティブな楽しさもある。
■スケジュールを管理しやすい仕事
資料作成。
Webライター。
音楽を通して考えや気持ちを届ける人だからこそ、制作する仕事であったり文章を整える・言葉を伝える仕事が向いていると考えています。そして学びにもなるでしょう。
クラウドソーシングを通じて個人で仕事を受けることも可能で、スケジュール調整がしやすいのもポイント。
■広報としてのスキルを高める仕事
SNSマーケター。
マーケターとして音楽活動にマーケティング能力を活かすのもありかと思います。
定時で帰ることができる仕事
残業でスタジオに遅刻……なんてことにならないよう、予定が立てやすく定時で帰れる職に就くのもひとつ。
まとめ
僕もまだまだこれから。
40代へと向かっていますが、少しずつ音楽を再開しようと思います。今の時代なら、もっと自由に音楽ができるはずだから。
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