リゾートバイト体験談「旅館に住み込み。性格の向き不向き」

旅館

リゾートバイトは働く業種によって仕事内容は様々ですが、今回は旅館の住み込み体験談をご紹介します。

リゾートバイト体験談「旅館の布団敷き」

旅館の日常は、普段の生活では経験できないことばかりで、私にとって大変良い思い出でした。

仕事内容はというと、食事を運んだり、洗い物や清掃、簡単な接客といったようなもの。
その中で私は布団を敷く仕事がきつくもあり、そして楽しかった印象があります。

住み込んでいた旅館は、午後6時ぐらいになると布団をすべての部屋に敷き始めます。
リゾートバイト1日目にこれを体験したときは、正直な感想として相当キツイと感じました。

社員の仲居さん達とタッグになって1部屋づつ敷いていくのですが、お客さんが部屋に帰ってくる間に済ませないといけないので急いでフロアを駆け回ります。

体力には自信があったので初めは気持ちに余裕がありましたが、階段を上ったり降りたり片付けなどをしていると、全室セッティングがすべて終わる頃にはもうバテバテで、その後に飲むお水がたまらなく美味しかったのを覚えています。

とはいっても1週間程すれば慣れるもので、コツを掴んで体力もついてくると、次第に「良い運動になってちょうどいい」と思えるようになりました。

そして、徐々に仲居さんやスタッフさんと仕事の呼吸が合ってくることが楽しかったです。

布団とシーツの端を合わすタイミングや、敷く側、広げる側、お花を飾る側など、そのときの相手によって順番や方法が違ったりと、終わる頃には阿吽の呼吸に。

「ハイ次っ!」と笑顔で一緒に仕事して旅館を駆け回る、一種のチームスポーツのような感覚で、そうして社員の方やバイト仲間との距離感が縮まったりコミュニケーションをとることがとても楽しく感じる旅館のバイトでした。

リゾートバイトの旅館で住み込みするメリット

毎日露天風呂に入れる

温泉が評判の旅館だったので、1日の疲れを洗い流してくれるお風呂は格別。
露天風呂や、様々な効能のあるお湯があったりと、リゾートバイトの仲間と毎日楽しんでいました。

温泉というと”旅行のときに”というイメージがありますが、住み込みだと毎日当たり前のように使用できるので、ぜひおすすめです。
仲間と温泉上がりのコーヒー牛乳を飲む毎日は、本当に贅沢な生活でした。

食事もまかない付き

リゾートバイトといえば家賃や光熱費が0円の所が多く、貯金を貯めやすいことがおすすめされる理由ですが、その上で旅館のまかない付きでした。

料理人さんがしっかりと作ってくれたもので、毎日とても美味しいご飯を食べることができて「今日はなにかな」と楽しみにしていましたね。

食費がかからないのは本当に助かりますし、「え、これ食べてもいいんですか!?」という豪華な料理が出るときもあります。これは他のリゾートバイトにはない大きなメリットだと思います。

旅館のリゾートバイト「性格向き不向き」

基本的には裏方の仕事でしたが、旅館は接客業なのでお客さんと接する機会はよくあります。

周辺施設の場所を聞かれると簡単な案内もしますし、お客さんの思い出話に耳を傾けることもあります。

仕事内容は淡々としたことが多いですが、人と会話することは多いのでコミュニケーションをとることが好きな人には向いていると思います。

また丁寧な言葉遣いや、心配りの重要性を学ぶことができるので、プライベートでも役に立つ仕事だと思います。
人と関わることが好きな人や、些細な気遣いができる性格、仕事にやりがいを求める人には向いています。

リゾートバイトを体験してみた感想

最初は分からないことだらけでしたが、日常から離れた生活に毎日わくわくしながら働いていました。

ときには自分の思ったように仕事がうまく運ばず落ち込むこともありましたが、それは経験してみないと絶対分からないことで、自分を成長させる貴重な体験をさせてもらったと思います。

また人が喜んでくれたり、仲間と助け合いながら働くことに仕事のやりがいを持つんだなと、新たな自分の一面を知ることもできました。

そして、生活面では家賃や食費がかからなかったので貯金をすることもできましたし、美味しいまかない・温泉つきというのは、私にとって素晴らしい環境でした。

大学生の夏休みだったり、タイミングが合う人にはぜひおすすめしたいです。
生活を変えてみると、人生のヒントや新たな自分に気づくことも。

私はリゾートバイトの旅館で働かせてもらい、そこで得られた接客術は今でも役に立っています。そして、輝かしい思い出として心の中に。

旅館で住み込みのバイト、体験して本当に良かったです。

<都内在住 美容師>

「大学生の夏休み暇なんだけど、みんな何してるの?」→11例

スポンサーリンク