ラーメン屋のアルバイトはきつい、大変とよく言われます。
学生のときに働いていたラーメン屋は決して楽ではなかったですが、得られるものは大きく「楽しかった」という思い出が今でも色濃く残っています。
仕事内容やどんな人がアルバイトに向いているかといったポイントをいくつかまとめました。
ラーメン屋のバイトはきつい?「主な仕事内容」
私が経験した主な仕事内容です。
接客・挨拶やコミュニケーション
- お客さんが入ってきたら「いらっしゃいませ!」
- 帰っていくときは「ありがとうございました!」
- メニューをとりに伝票を持って「いかがいたしましょう?」
基本、明るく元気な声で挨拶を心がけて。
ラーメン屋に入って元気がないと、せっかくの美味しいラーメンも味気なくなってしまうので、常識的な範囲でお店の雰囲気がぱっと明るくなるようなはつらつとした笑顔で接客をします。
そしてメニューを聞いたら、その内容を調理場に案内。
次にお皿の用意や、サブメニューで自分で作れるものがあるとそれに取り掛かります。
調理場、サブメニュー、ドリンク
- 餃子を焼く、チャーハンを炒める
- 時間があると洗い物
- ドリンクを適量グラスに入れて出す
サブメニューは少しづつ作り方を教えてもらいました。隠し味を知ることで、家の料理にも活かせるのは嬉しいです。
ほかにもサラダなどの簡単なメニューを作りながら、隙を見て洗い物をするといった流れでした。
開店準備・閉店作業
コショウやつまようじの入ったケースを拭いたり、床掃除や窓拭きをします。
それが終わると仕込みの補助的な作業にうつり、キャベツを切ったり買出しに出かけたり、ほかには箸やドリンクの在庫など備品について確認します。
お店の前に掲げてあるのれんを外すと、「今日も1日お疲れ様!」という気分になります。
出前
お店によって出前があるかないかで大きく働き方は変わると思います。
出前があると、バイクや自転車に乗って配達するのもバイトの仕事。
どちらかというと私は出前が好きでした。もちろん汁物なので最新の注意が必要ではありますが、ずっと店内で働くよりも「少しは外に出て気晴らし」なんて考えていたので、率先して出前に出ていました。
マスターの親父は頑固!?
ラーメン屋というと世間一般でも知られているように、味へのこだわりが強い「頑固親父」が店主。そのようなイメージが少なからずあると思います。
私のバイトしていたお店もそうでした。
頭にはねじりはちまきをして、耳には鉛筆をかけ大工さんのような出で立ち。職人気質で、ヒゲを生やし黙々とラーメンを作る。
最初は怖いなと思っていたのですが、仕事スイッチが入っているときだけで、営業時間が終わるとスタッフに優しい人おおらかな人でした。
ご飯に連れて行ってもらったり、海に連れて行ってくれたりと、スタッフ同士のコミュニケーションを取る場も与えてくれました。
まかないが美味しい
お昼になると、メニューの練習だったりと好きなものを作らせてもらえます。個人経営の飲食店はそういったところが多いと思います。
評判メニューから定番までタダで食べられるので、これがラーメン屋でバイトする一番のメリットではないでしょうか。
毎日同じようなメニューのときもありますが、数年働いていても特に味に飽きたことはありません。
ほかには、たまに店主が適当にご飯を作ってくれることもあり、それが絶妙に美味しかったりします。こういった同じ材料で美味しいものを作る技術にとても感動した覚えがあります。
料理の道に進みたい人は、個人経営のラーメン屋で学ぶことは多いと思います。
ラーメン屋のバイト「性格の向き不向き」
挨拶は肝心なので、明るく元気な接客を求められるでしょう。
そして飲食店なので、食べることが好きに越したことはないと思います。太らないように注意が必要ですが。
ほかにはアルコールを扱っている場合は、ときには酔っ払いのお客さんの対応もあります。
接客が苦手な場合はきついこともあるかもしれません。
しかしそこは、徐々に働きながら成長できるところではないでしょうか。
ラーメン屋のバイトで得られることやメリット
私がラーメン屋でバイトした上で得られたことやメリットを並べると、
- まかないが美味しい
- 料理の基本を学ぶことができる、興味が出る
- ちょっとした隠し味に詳しくなる
- 接客の基本を学ぶことができる
- 気の合うバイト仲間ができた
ほかにも細かな点はいろいろありますが、食べることが好きな人には断然おすすめです。
きついと評判のお店でも、人によっては気にならないこともあります。実は店主は人情深くて優しいといったこともあると思います。
もし近くで気になるラーメン屋のバイトを募集していたら、面接に応募してみるのもいいと思います。