バイトの悩みを相談【セクハラ編/相談窓口の一覧】

セクハラの画像
スキンシップが多い気がする(嫌だな・・・)
下ネタ言われてもみんな気にしてないみたい(下ネタ嫌いなんだけど・・・)
上司の女性が飲みに行くとよくキスしてくる(酔ってるからって嫌なんだよな・・・)

これってセクハラ?
私(僕)が気にしすぎてるだけ?

セクハラの被害者は女性だけではありません。
男性でも不快に感じればそれはセクハラです。
また、異性に対するものだけでなく同性に対するものも該当します。

【目次】

セクシャルハラスメント(セクハラ)とは

男女雇用機会均等法においては

  1. 職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること(対価型セクシュアルハラスメント)
  2. 性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなったため、労働者の能力の発揮に大きな悪影響が生じること(環境型セクシュアルハラスメント)

少し難しい言葉になりましたので具体的な例で紹介してみます。

事例紹介

対価型セクシュアルハラスメントとは

  • 普段から下ネタ発言をする上司に抗議したら降格された
  • 社長に体を触られ抵抗したら解雇された

上記のように、抗議や拒否などで不快を示した事により不利益を受ける事です。

環境型セクシュアルハラスメントとは

  • 同僚に社内で性的な噂を流された事で話声や人の目が気になり仕事が手につかない
  • ボディタッチが多い上司が近くにいるので苦痛で業務に専念できない

上記のように、性的な言動をうけ、あなたの職場での環境が精神的に不快となった事により労働する上で支障が生じる事です。

まず出来る事

  • 被害の記録をとっておく
  • ※念の為、穏便に解決できなかった時の為に記録しておく方がいいでしょう
    ※メールや電話の録音など形として残しておく
    ※日記やメモなどで記録として残しておく
     いつ、どこで、だれが、何を、なぜ(きっかけなど)、どのようにして(5W1H)
     さらに、思い出したくないでしょうがその時あなたがどの様に感じたかも書いておいて下さい

  • 友人に相談する
  • ※話を聞いてもらう(口にする)事で精神的に楽になる部分もあります
    ※外部の人に相談する事により内部の人とは違う視点でアドバイスしてもらえる事もあります

  • 不快と感じている事を1度しっかりと相手に示す
  • ※念の為、穏便に解決できなかった時の為に証拠として録音しておく方がいいでしょう
    ※後々もめた時に相手は『そんなつもりはなかった』と平気へ開き直ります
     曖昧に濁した伝え方では相手に逃げ道を与えてしまいます

    ・相手に悪気がなかったのなら自然とやめてくれます
  • 職場の人(上司や同僚など)に相談する
  • ※穏便に解決できなかった時に状況を目撃、把握している証人となってもらいます
    ※相談した事により事態が悪化しないように相談相手は慎重に見極める必要があります

    ・対策のアドバイスをくれる場合もあります
    ・相談相手が間に入ってフォローや解決をしてくれる場合もあります
    ・相談してる事が相手の耳にはいればセクハラの抑制になる場合もあります

相談窓口一覧

こころの耳(厚生労働省委託事業)
電話番号 「こころの耳電話相談」
(旧こころほっとライン)
0120-565-455
受付時間 月曜日・火曜日 17:00~22:00
土曜日・日曜日 10:00~16:00
(祝祭日、年末年始除く)
メール 24時間受付(1週間以内の返信)
こころの耳メール相談
参考サイト 働く人のメンタルヘルスポータルサイト「こころの耳」
備考 ※匿名での相談にも応じてくれます
※プライバシーは厳守されます
女性の人権ホットライン
電話番号 0570-070-810
受付時間 月~金曜日 8:30~17:15
(祝祭日、年末年始除く)
メール 法務省「インターネット人権相談受付窓口」
参考サイト 法務省「女性の人権ホットライン」
備考 ※電話では女性の人権問題に詳しい法務局職員または人権擁護委員が対応してくれます
※職場等におけるセクシュアルハラスメント等の様々な女性の人権問題について専門的に相談を受付している窓口です
※プライバシーは厳守されます
都道府県労働局 雇用環境・均等部(室)
電話番号 管轄の都道府県により異なります⇒こちら
受付時間 月~金曜日 8:30~17:15
(祝祭日、年末年始除く)
参考サイト 厚生労働省「職場でのハラスメントでお悩みの方へ」
備考 ※匿名での相談にも応じてくれます
※プライバシーは厳守されます
※平成29年度に雇用環境・均等部(室)に寄せられた男女雇用均等法に関する相談は19,187件で相談内容は「セクシャルハラスメント(第11条関係)」が最も多い6,808件(35.5%)
平成29年度都道府県労働局雇用環境・均等部(室)における法施行状況 3ページ参照
総合労働相談コーナー
電話番号 管轄の都道府県により異なります⇒こちら
参考サイト 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
備考 専門の相談員面談もしくは電話で応じてくれます
※プライバシーは厳守されます
※あらゆる分野の労働問題を対象にしており個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律に基づき、必要に応じ助言・指導あっせんの案内をしてくれます
法テラス
電話番号 0570-078374
受付時間 月~金曜日 9:00~21:00
土曜日   9:00~17:00
メール 24時間受付(年中無休)
法テラスメール受付
参考サイト 日本司法支援センター「法テラス」
備考 ※国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です
※メールでは相談内容に関する法律や制度の紹介や適切な相談窓口を案内してもらえます
労災保険相談ダイヤル(厚生労働省委託事業)
電話番号 0570-006031
受付時間 月~金曜日 9:00~17:00
(祝祭日、年末年始除く)
参考サイト 労災保険相談ダイヤルチラシ[pdf]
備考 セクシャルハラスメントが原因で精神障害を発病した場合、労災保険の対象になります
都道府県労働局の労災相談窓口
電話番号 管轄の都道府県により異なります⇒こちら
受付時間
参考サイト 厚生労働省「都道府県労働局所在地一覧」
労働基準部 労災補償課
備考 臨床心理士などの資格を持った担当者が相談に応じてくれます
※セクシャルハラスメント等による精神障害の労災相談窓口です

まとめ

バイトをしていると上司や同僚など人間関係に悩む人は多いです。
なかでも、セクハラ被害はデリケートな問題だけに声をあげにくいでしょう・・・
しかし、うつ病や適応障害などの精神障害を発病する事もある程、セクハラは重大な問題となっています。

友人や外部の相談機関を利用したりして声にだすだけでも気分が楽になります。
いろんな不安から1歩踏み出すのはとても勇気がいりますが我慢しすぎないで下さい。

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