バイトの採用担当より「こんな人は応募の時点で不採用です。」

不採用になります

バイトに採用されるかどうかは、履歴書や面接だけで判断されると思っているあなた!
実は応募の時点で不採用が決まってしまうケースが結構あるのをご存知でしょうか?

もちろん面接は受けてもらえますが、採用担当者は「どうせ採用しないのに・・・この面接の時間がもったいないなぁ。」なんて思っていたりします。

では、なぜ応募の時点で不採用が決まってしまうのでしょうか?

実際にあった応募時に不採用が決定した話

私(筆者) の知り合いのさん(採用担当者) と、また別の企業のさん(経営者) に聞いてみました。

「応募の仕方がめちゃくちゃ無礼な奴がいるんですよね~」
「そうそう! 常識がないというか、とにかく社会人としてヤバイでしょていう感じの!」

私「やっぱりそういう人は採用しないんですか?」

「しない! 一応面接はするけど、『あぁ、やっぱり常識が欠けてるわ』って思うことがほとんど!」
「応募の時に感じたイメージそのままの人が面接に来るんだよねぇ。面接結果も予想してた感じにほぼなる。」

私「面接してもやっぱりダメだったということですね。ではそういう人たちって具体的にどんな感じで応募してくるのでしょうか?」

「最近はネット応募が多いのですが、応募がきたらこちらはまず返信します。次のような文面ですね。」

〇〇様
ご応募いただきありがとうございます。株式会社XXのAと申します。
是非面接させていただきたいので、以下の日程からご都合の良い日をお選びください。
・6月15日 15:00~18:00
・6月16日 15:00~18:00
・6月17日 17:00~19:00
よろしくお願いいたします。

「で、これに対して返ってくる返事がこんな感じ」

6月15日18:00でお願いします。

私「え!? その一文だけですか?」
「そう!」

私「普通は、こんな感じで返信しますよね?」

株式会社XX
A様

早速のご連絡ありがとうございます。
6月15日の18:00を希望いたします。

よろしくお願いいたします。

「そういう返信を送ってくれる人は 常識人だなってわかるんだけどね・・・
  で、次はこんなメールを送るわけなんだけど・・・」

〇〇様

ご返信ありがとうございます。
では、6月15日の18:00 にお待ちしております。

当日は履歴書をご持参ください。
面接場所はXX市XX町123-5 になります。

よろしくお願いいたします。

私「これに対しては、どんな返信がくるんですか?」
「それが、返信がこないんですよ!」

私「ええ!?」
「いるいる、そういう人!」

私「普通は返しますよね?」

株式会社XX
A様

ご返信ありがとうございます。
6月15日の18:00、場所はXX市XX町123-5 で承知いたしました。

それでは、よろしくお願いいたします。

「返信しなくても、当日にちゃんと行けば問題ないって思っているんだろうね。」

「返信がこないまま当日になって、本当に面接に来るのかなって不安になります。
  まぁ、さすがに面接をバックレる人は少ないですけどね。」

私「なるほど、このメールの対応だったら面接する前からほぼ不採用決定ですね!」

電話対応の”まずさ”で不採用が決定した話

悪い電話対応

「僕の場合は、ネット応募でも電話番号を入力してもらうようにしてるから、こちらから電話で連絡をとるようにしてます。」

私「電話でもやっぱり面接前から不採用決定になる人はいるんですか?」

「いますよ。なぜか反応がすごく薄い人とかね・・・え!? 本当に応募する意志はあるの?と疑いたくなる人もいます。」

私「具体的にはどんな電話内容ですか?」
「こんな感じです。」

応募者をCとする
「Cさんのお電話でしょうか? 株式会社〇〇のBと申します。この度は、ご応募いただきありがとうございます。」

C「あ、はい。」

「面接日を決めさせていただきたいのですが、来週の月曜日か火曜日の午後のご都合はいかがでしょうか?」

C「えーと火曜日の午後ならいつでも大丈夫です。」

「では、火曜日の15時に場所は〇〇ということでよろしいでしょうか?」

C「はい、大丈夫です。」

「当日は履歴書をご持参ください。それではよろしくお願いします。」

C「・・・」プツ(Cから先に電話を切る)

私「唖然としてしまいますね・・・ 最後に『よろしくお願いします。』の一言もないんですね。」

「こちらとしては面接する前からテンションが下がります。で、面接の時は意外と調子のいいことを言うんですよねぇ、こういう人って。でも応募の時の電話対応で本性見えてるので採用しません。」

「同意見です。」
「あと、面接日を決めるために電話してるのに、もう採用されるという前提で『火曜、水曜と土日は働けないんです。それから時間は16時までにしてもらえますか?』みたいに条件をいきなり言ってくる人。」

「いますねー(苦笑)」
「募集要項には 週4日以上入れる方、夕方に勤務できる方歓迎って書いているんですけどね。」

私「すごい!募集要項の内容をガン無視ですね。」

「その条件では難しいです。どうしますか?面接しますか?って聞くと『一応します。』と返事されました。」

私「電話で先方に対して『一応』という言葉を使うとは・・・衝撃ですね」

「僕も心の中で『一応ってなんやねん?ほんまにうちで働く気あるんか? だいたい採用するわけないやろ! 条件が合わないんやから辞退してくれよ!』って思ってます(笑)」

私「なるほど、今回お二人に伺った内容なら、応募時点での不採用決定も納得です。面接するまでもないですね!
ありがとうございました!」

まさかの「応募 ⇒ 即不採用」にならないためにまとめ

採用担当者からのアドバイス

いかがでしたでしょうか?
応募の時点で、採用側とはすでにコンタクトをとっているわけなので、応募者の対応が採用側になんらかの感情を与えるのは当然です。ここでマイナスの感情を与えてしまっては面接どころの話ではありません。

採用側は極力 常識のない人 を採用しないようにしています。
「常識」の基準は人それぞれ違うかもしれませんが、仕事をするうえではやはり一般的な社会の常識やマナーが存在します。

当人にとってはその対応が普通(常識)であっても、それが社会の常識から外れていれば その人は採用されません。経営者(採用側)にとって非常識な人を採用することはとてもリスクが高く、リスクを排除していくことが会社経営の基本だからです。

バイトの応募時はもちろん、面接、就業後も一般的な社会の常識は外さないように気をつけましょう。

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